万華鏡の真相は辛くて、しかしキッチリ決着をつけるのが必要な案件でしたね。
百花さんの危機に活躍する先生との関係性も、それから店の名前にする心境の変化も素敵です。二人がメインで新鮮味もあって満足感のある章でした。
カイコさんは茶化しているようでかなり危ない状態ですよね。次の章でどうなっていくのか非常に気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
母から娘への呪いと、血縁の中で切っても切れない力の鎖と、なかなかに根深い問題を抱えたもののお話でした。
百花さんと先生、ひとことでは説明できない関係ですが、お互い必要があって隣にいる二人なのでしょうね。名前のことに区切りがついたのは、大きな一歩だったと思います。満足感があると言っていただけて嬉しいです!
カイコさんはかなり不安定ですね。
最終章、いよいよ彼女の秘密に迫ります!
おはようございます!3章楽しく拝読させていただきました。いやあ、いろんな意味で昂った章でしたね……!!!
今までは強くしっかりとした女性という印象だった百花さんの危うさにグラグラきてしまいました。そうですよね、身体にあんなに複雑な事情を抱えていながら、大好きだった身内を亡くしてしまえばどんなにつよいひとでも堪えますよね。先生のさりげないフォローかっこよすぎ……というか今回は(っていうと失礼ですけど)特に先生がもうもうかっこよくて!!!!このハトコたち、推せる……ッ!!(ペンライトを握りしめながら)
万華鏡の真相について色々考えてはいたのですが、なんとお母様だったとは……。百花さんから見れば母親失格な母だったかもしれませんが、きっと生きるのが大変だったでしょうね。そういう力を持った者同士でしか一緒になれない傾向があるというのも頷けます。じーちゃんかっこいい…(T ^ T)百花さんが曲がることなくこんなに素敵な女性に成長できたのはきっとこのおじいさんのお陰だったのじゃないかなと思ってしまいます。
いつもは狭間の世界で物事が決着するので戻ってきてから動かなくなった百花さんにはヒヤッとしましたが、もうその時の先生の必死ぶりが…私の性癖のすべてをブッ刺しにきて…あ、いえ、こちらの話です…緊迫のシーンに悶えつつ祈りつつ拝見しておりました。無事でよかったああああ……泣
拝見して数日経った今なら冷静に感想を綴れるかもしれないと思いましたが甘かったです。語彙力全部持っていかれたままでした^^^^素晴らしかったです、ありがとうございます……!!!!(平伏)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この3章は私自身もすごく楽しく書いたので、楽しんでいただけて嬉しいです(●´ω`●)
百花さんは服部少年から見ると、頼りになる優しいお姉さんですが、実はいろんなものを抱えて生きています。
先生はそういうことも全て把握した上で、この距離感でずっと一緒にいるんですよね。
万華鏡は、内部の描写含めて、いろんな仕掛けがある感じになりました。ちょっと特殊な舞台でしたね。
母と娘の間には切っても切れない繋がりがあり、場合によっては救いにも呪いにもなるんじゃないかなと思います。
お母さんはお母さんで、相当苦しい人生だったはず。
おじいちゃんも娘に関してすごく後悔が多かったので、そのぶん孫娘に対して信念を貫いたんでしょうね。
そして、やったー!ぶんさんの性癖ぶっ刺せた!!(*⁰▿⁰*)
この二人は単純な恋愛関係ではないというか、まず信頼関係が先に立っているというか、恐らく愛もないはずはないんですけど、ちょっと一言では言い表せない関係性なんですよね。
普段余裕のある先生の動揺するシーンは書いていても非常に楽しかったです( ´∀`)
詳細な感想をお伝えくださり、めちゃくちゃ嬉しいですー(*´Д`*) 本当にありがとうございます!!
驚きの展開の連続で、じっくり読みふけっておりました。感動で言葉がまとまらないのですが、百花さんの名前のシーンでは、胸が熱くなりました。万華鏡を通して、たくさんの人たちの思いに触れられる、素晴らしいエピソードでした( ;ᵕ; )
カイコさんの「未練」の台詞に、なんだか少し切ない予感を感じながら、最終章に進みます……!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
第3章は、今まで見えづらかった大人たちの内面に少し迫る章でしたね。
百花さんの名前関連のことについては前作でちょっと残っていたものだったので、ここで昇華できました!
万華鏡を覗いて見える光景のように、人それぞれいろんなものを抱えて、想いがくるくると廻っていました。楽しんでいただけて嬉しいです(*⁰▿⁰*)
さて、カイコさんにも何かしら変化が……?
ぜひ最後まで見届けていただければ幸いです!
やっぱりめちゃくちゃ面白い!
今回は色んな意味でドキドキしました!
キャラたちのバランスがめちゃくちゃイイんですよほんとに……素晴らしい!
これは本当に紙の本でも読みたい。心からそう思います! まだ途中ですけど読者選考有効期間みたいなので、星を入れるのをお許しください! 私の応援の証として!笑
続きは噛み締めながらゆっくり読みますね!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この章は、今まであまり見えてなかった大人たちの関係性や揺らぎに焦点を当てた話になりました。
服部少年も成長と共に、いろんなものが見えるようになってくるだろうと思いまして。
カイコさんの踏み込んだツッコミあってのことでしたが笑
ご評価のお気遣いありがとうございます! 嬉しいです(●´ω`●)
百花さんが無事戻って来れて、良かったです。「終わらせた」と言いつつ、名前を呼ばれたことが切っ掛けであったことを考えると、詮索を避けながらも精神的なやり取りがあったかもしれない、と想像するのでした。(それだけ、お母さんの寂しさにも共感して、母娘の和解ができたらと願ってしまい)
カイコさんの揺らぐ存在……もいよいよな気配がありますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
服部少年視点だと、万華鏡の中で何が起きていたのか分からないんですよね。
仰る通り、母娘の間で何かしらのやりとりがあったかもしれません。
この母親は不幸な人生でしたね。一方で、
百花さんとしたらネグレクトを受けていたわけであり、改めて向き合うのも辛かったと思います。
何であれ「終わらせた」ことで、彼女は全部背負ったまま前を向いて生きることを選んだのでした。
カイコさんも、ちょっと存在が心許なくなってきていますね……(><)
百花さんと先生の大人の関係……(*´Д`*)むふ…♡
がっつりと行った気の交換の内容が物凄く気になりますが……気になりますが!!( ✧Д✧) カッ
万華鏡を処分できなかったおじいさんの気持ちを思うと胸がじーんとしますね。(唐突に真面目なコメント)
最終章はカイコさんのお話!
力が弱まっていると言ってましたし、何だかもう不穏ですね…。気になるからこのまま読みに行きますっ!!
あと気の交換って……(もうやめろ)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
カイコさんが踏み込んだことにより、何かが明らかになってしまいましたね!笑
事実だけならともかく、程度まで訊かれるっていう……いや、何のことだか本当のところは分かりませんが(*⁰▿⁰*)
力の使いすぎで姿が消えてしまったカイコさん。
最終章ではいよいよ彼女自身のことに迫っていきます!
そして、えぇ、気の交換。
服部少年は完全にこの後2人がそういう流れだと思っていますね。お年頃なのでしばらく悶々とするでしょう笑
屋号が…!
今まで隠してきたものを表に出したところに、百花さんの心境の変化が見てとれてほろり…。
これからは大切な居場所として、様々な人と関わって良き思い出が積み重なっていくといいですねえ。
いつも主人公を助けてくれるポジションの人が主役になるストーリーで、すごくグッとくるものが多かった章でした。
彼女の周りには樹神先生も服部君もカイコさんもいる。いい人たちに巡り会えたんだなってまたほろりです…。
それはそれとして、大人の気の交換、気になります!(*ノωノ)笑
作者からの返信
コメントありがとうございます!
これまでは自分の中に封じ込めていたものがありましたが、それを全部受け入れて、本当の意味で前を向くことができました!
今後は多くの人が屋号となったその名前を呼んでくれるはず。名の持つ意味も増えていくでしょうね(*´-`)
ご明察の通り、第3章は大人たちの揺らぐ話でした。強く見える人も、強いばかりではありませんね。
どんな人でも独りのままではやれることに限りがあるので、良い人間関係って大切ですよね。
気の交換は……何でしょうね、先生に訊いても教えてくれなさそうです笑
「此の花」というのが母と娘の1対1関係を示すもの(母の願望)だとしたら、「百花」は社会性の高い1対多数の関係(娘の願望)を表しているんでしょうか。
母親からの束縛を拒絶する娘(百花)と、母を殺してしまった原罪意識から娘に孤独感を癒してもらおうとした(百花の)母という毒親関係。
娘もまた母と同じく「母殺し」を犯しますが、その態度は能動的です。そしてまた、その「母殺し(穏便に言えば精神的自立)」を悪びれず、そうあるべきだと肯定する百花の強い精神性が描かれています。
母の供養は、樹神という頼れる男や、カイコさんや服部が側にいる「関係性の豊かな百花」だからこそ、為しえたのかもしれませんね。母までの代は血の濃さとか外への関係性が閉じてそうですし。
「母親を捨ててしまった罪悪感」と「母親からの依存に囚われまいとする自立性」の二つが対比的に描かれていて読み応えがありました。一人の人間(性別問わず)には、必ずこの二つの心理が同居していますし、きっと親になれば、娘も親と同じようになって、関係が輪廻してしまうんでしょうね。円環の理ィ……。
個人的にはこの第三章が一番好きですね。人間の愛憎が最も色濃く表れていると思ったので。フロイトの精神分析を学んだ人は好きそう。
でもこの話を第一章に持ってきてしまうと胃に重たいですし、初見さんがヒヨりそうなので、第三章での配置はベストだと思います!
パッション溢れて長くなっちゃった(テヘペロ
作者からの返信
コメントありがとうございます!
うおおお深い考察うれしいです(*⁰▿⁰*)
名前に込めたものは、ご明察の通りです。
私娼を示す『百花』が、彼女には自由に思えたのかもしれません。
一度は封じた真名も、皓志郎氏に呼ばれて引き戻されたことで、新たな意味を持つものとなったはずです。
母と娘という関係性には、不思議な呪いがあるように感じます。
「母殺し」の捉え方、なるほどと唸りました。
何だかんだ言って、母親の魂にとどめを刺してしまったことは、彼女の本意でなかったような気もしています。
その傷も背負いながら、周りにいる人たちの手を取って、前を向く。
今の百花さんの精神性は、同じ轍を踏まんとした祖父の存在も大きかったと思います。
>きっと親になれば、娘も親と同じようになって、関係が輪廻してしまうんでしょうね。
仰る通りですね。だからきっと彼女は自ら子を産むことはしないはずです。
第3章を気に入ってくださって、とても嬉しいです!
実は前作では人間の業みたいなものを題材にした話が多かったんです。
これはいちおう続編に当たるものなので尚更、今作から読む方にも入りやすい話を前の方に据えました。
ですので、そう言っていただけてものすごくホッとしました!
熱いコメント、本当にありがとうございます!!
色んな人の想いが弾けるような回でした。
お祖父さんの想いも、お母さんの想いも、ちょうど供養しどきだったのかも知れませんね。
にしてもカイコさんが心配です。
腐幽霊根性は廃れなさそうですが……
百花さんのお店のお名前、とっても素敵ですね。
お祖父さんはお店と万華鏡だけではなく、百花さんが吹っ切れるまでの時間も守ってきてくれたように感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>お祖父さんの想いも、お母さんの想いも、ちょうど供養しどきだったのかも知れませんね。
そう捉えていただけて嬉しいです!
カイコさん、相変わらずの腐りっぷりではありますが、表面に見えている通り大丈夫かどうか分かりませんよね。
百花さんは自分に繋がるものを背負って、前を向くことができました。
おじいちゃんも過去にいろいろ悩んだかもしれませんが、百花さんの新たな一歩を喜んでいるはずです(*´-`)
おじいちゃんは知っていたから万華鏡を捨てられなかったんですね。だから、封印するしかなかった。自身が親のかわりに百花さんの面倒を見ていた。人格者ですね……百花さんが立派な女性になるのも頷けます。
けど、百花さん本人が一番複雑だったんだろうなぁと思いました。彼女が自身の本名で前向きに生きようとしていることに応援したい。百花さんのお店があったら行きたいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
おじいちゃんが万華鏡を捨てられなかったのは、ひょっとしたら自戒の意味もあったのかもしれませんね。妻と娘を守れなかった分、孫娘である百花さんにきちんと向き合っていました。汲み取っていただけて嬉しいです!
こういう傷って完全に消えることはないんですが、百花さんは過去を背負った上で前に向かうと決めたようです。
お優しいコメント、すごく胸に沁みます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
すごく素敵な3章でした😆
百花さんにとって、辛い部分も多かったですが、百花さんや先生の深い部分が見れてとても濃厚な章でした✨️百花さんファンにとってはたまりませんっ!!
二人のような大人な関係ってすごくリアルだと思いますし、すずめさんの小説内ではこのような大人な関係の男女がさらっと出てくるのですごく好きな部分です😏
そしていよいよ次は気になりすぎているカイコさんへ迫ると‼️はあああ楽しみすぎます😆😆
作者からの返信
コメントありがとうございます!
百花さんは生まれ持った性質も生い立ちもなかなか難しいものがあったんですが、育ての親である祖父と、今は身近に皓志郎氏がいるおかげで、安定しているところがありますね。
百花さん推しの凛々さんにこの章を読んでいただけて良かったです(*⁰▿⁰*)
私の話に出てくる大人男女、普通の恋愛関係の人たちがほぼいないですね笑
確定できない、このくらいの関係性が好きなので、それを気に入っていただけて嬉しいです!
最終章では、いよいよカイコさんの秘密が明かされていきます。ぜひお楽しみにー!!
百花さん、無事で本当に良かったです……( ´;ω;` )
先生たちはこれまで通り百花さんと呼んでいくみたいですが、本名を屋号にしたことで、これからお客さんとかいろんな人にお店の名前として呼ばれだしたりして、百花さんの中で少しずつ本名の受け止め方が変わっていったりするのかな……と思ったりしてました。
どっちの名前でも、優しくて素敵な彼女のことが大好きです……!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>これからお客さんとかいろんな人にお店の名前として呼ばれだしたりして
あああ、そうなんです……!!
これまでは自分の中の傷として隠していたものでしかなかった本名が、今後はきっといろんな意味を持つものになっていくはずです。汲み取っていただけたー(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
大好きと言っていただけて、本当に嬉しいです! この章書いて良かったです!!
いくら平気そうに装っていても、服部くんにはわかってしまう。百花さんの膨れ上がる複雑な感情の波……そりゃそうですよね。良い思い出がないとはいえ、実の親。母と娘ですもの。わかっていて何も言わない服部少年、優しいな。
……なんてしんみりと読んでいたら、カイコさん(笑
>「いや解釈の余地はまだある」
余地まで探して解釈しなくていいからw ほんと、ブレなくて好きです。
そういえば、前に『推しの家の壁になる話』を読んだ気が……と思って探しに行ったら、KAC2022にありましたね☆ 私、途中まで読んだところで呼び出し食らって、最後まで読めてませんでした。てへ。
何にせよ、百花さんが前向きな一歩を踏み出せてよかったです。
カイコさんのことはちょっと心配ですが。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
百花さんの心境を汲み取っていただけて嬉しいです!
服部少年、ここで何か言う立場じゃないと思ったのかもしれませんね。珍しくイケメンをキープしている先生が上手くフォローしてくれました。
カイコさんは相変わらずですね笑
『推しの部屋の壁になりたい』も読んでいただいて嬉しいです!!
無から有を生み出す腐の者はブレません笑
いろいろありましたが、一件落着です。百花さんも心機一転ですね!
カイコさんのことは……最終章にて迫っていきます!
この回が終わったからスッキリとはいかない、少し不安要素が残った感じです。カイコさん大丈夫なのかな。
ただ百花さんは心機一転という感じですし、先生もいるから……。屋号がこれまた素敵な感じですね。
個人的には解釈の余地、まだあると信じたいです!(なんの
作者からの返信
コメントありがとうございます!
相変わらず軽めでどこまで本気か分からないことを言ってるカイコさんですが、はたして本当に大丈夫なんでしょうか……?
百花さんはいろいろ背負った上で、ちゃんと前へ進むことを決めました。屋号はその表れでしょうね。
解釈の余地は大いにありますね! やはりカイコさんは壁になった方がいいかもしれません笑
>深刻な色があったように
私もそんな印象ですー。
ちょっと心配かも(;´Д`)
>弔いは遺された者のためにある
本当にそういうところ、ありますねー。
>事務所に来ないかって誘った
フラレちゃいましたね(T_T)
でも、香りの専門店なんて、素敵ですヽ(=´▽`=)ノ♪
作者からの返信
コメントありがとうございます!
普段朗らかで飄々とした人の深刻な表情、少しぎくりとしますよね(><)
弔いは、まだ人生の続く人が、別れた人のことをどうやって折り合うか、ということのように思います。
百花さんには百花さんの進む道があるので、この二人はこういう距離感がベストなんだと思います(=´∀`)
新しいお店、うまくいきますように!
お祖父ちゃんが、ちゃんと万華鏡を供養していれば、こんな事にはならなかったんでしょうが、お爺ちゃんが処分出来なかった気持ちも、何となく分かりますよ。
でも先生がお焚き上げしたから、お爺ちゃんは自分の妻や娘に幽世で会えるでしょうね。会えても複雑な心境でしょうが……。
百花さんも、母親に対する気持ちの整理が出来た事でしょうし、お店も新しくなって屋号も素晴らしい。人生のリ・スタートですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
おじいちゃんにとっての万華鏡、先生の言う通り大事なものだから処分できなかったのか、それとも自戒を込めて手元に置いていたのかは分かりません。
いずれにせよ百花さんには複雑なことですね……
いろいろありましたが、百花さんは真名を背負って生きていくことに決めたようです! そんな彼女の想いを屋号に込めました(*´-`)
こんばんは。
一応の解決を見たということで、まずはめでたしというところですね。
一応。と勿体をつけたのには、二つほど気になるところが。
ひとつはカイコさんのこと。何がとは言いませんが、どうも近いようだなと感じます。今回の物語中に、何か結末が見えそうで寂しく思います。でもいつまでもというのも、きっと良くはないんでしょう。
もうひとつは百花さんのこと。みしりと少年の感じた、軋む痛み。
いったいどういうものだったのか、これから後のお話で語られるのかは分かりません。でも私には『こんなモノを大事にするなんて』というような声が聞こえた気がします。
おじいちゃんを独占したいなんて露ほども思わない人でしょうが、でもやはり嫉妬に似た何かを得たのではないかなと。
そのすぐ後のセリフが、じゃあ自分で責任もって持って行けば良かったのにと恨み節をどうにか堪えたように聞こえてなりません。
でも後日、百花さんの中で折り合いはついたのでしょう。それが新しい香のお店の形として表れた。
心から納得いっていればいいんですが、昔からのことをそう簡単にはいきませんよね。少しずつです。
……と、感じたことを勝手に述べてしまいました。まったくあさってのことを言っていたら、笑って聞き流してやってくださいませ。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
毎回すごくいろんな考察をしてくださって、めちゃくちゃ嬉しいです(*´Д`*)
カイコさんは経年劣化だと言ってましたもんね。無理をしたりするとあまり良くないような気がしますよね。
最終章では、彼女のことに触れていきます。
百花さんのことも、深く読み込んでくださってありがとうございます!
少年の視点では一面しか見えないので、推測するしかない部分。
おじいちゃんが万華鏡を捨てられなかった理由についても、本当のところはもう分かりません。もしかしたら自戒のためだったかも。先生が言ったのは、むしろ先生自身の気持ちですね。
百花さん、母親の魂にトドメを刺しました。そうするしかなかった。
いくら良い思い出がなくて忘れたい相手であっても、誰かを傷つけたら自分も無傷ではいられません。
そしてそんな母親でも、おじいちゃんにとっては大事な娘だった。
仰る通り、嫉妬に似た気持ちもあったと思います。加えて、一面的には割り切ることのできない遣る瀬無さなんかも。
百花さん本人が言っていた通り、隣に皓志郎氏がいれば無茶もできるという間柄なので、彼が何かしらフォロー(ケア?)してくれたのかもしれません。
こういう傷、完全には消せないですよね。
でも少なくとも、母親から付けてもらった名前を屋号に冠したので、もう目を逸らさないと決意したのだと思います。
折り合いを上手く付けるのって、人生でも大事ですよね。
次回より最終章です。引き続きお付き合いいただければ幸いです(*´-`)
姿を消したということはかなり力を消耗したのだろうなぁとは思っていました。
そんなはかなき存在であるカイコさんには、やはり心の栄養補給のためにも未練と妄想は必要不可欠。
さぁ、服部君。カイコさんの為にも、一読者の為にもっ…!
というのは(半分)冗談にしておいて、暑い日には確かに冷たい甘味がききますね。
皆さんで素敵な甘味タイムを過ごしてもらえるのことを祈っております。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
かなり手強い相手でしたもんね。ちょっと消耗してしまったみたいです。
推しの存在が生きる糧であるように、腐幽霊にとっても存在を保つ糧になることでしょう。
たぶん先生も断固拒否しそうですが笑
作中の季節は夏ですので、おやつは冷たいスイーツが良いですね!
またみんなで美味しいものを味わえるといいですよね(=´∀`)
百花さんがすっきりと前を向けるようになってよかったです~!(*´▽`*)
百花さんのお店、絶対に素敵でしょうね~(≧▽≦)
行ってみたいです!(≧▽≦)
カイコさんに秘められた謎、気になりますね……(; ・`д・´)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
百花さんもいろいろ複雑な思いはあったんでしょうけれど、全部背負った上で前に進むことに決めたようですね。
香りの専門店、オリジナルの香水なども作ってくれる感じの店になりそうです(=´∀`)
カイコさんの謎については、最終章で解き明かしていきます!
そうでした、カイコさん腐幽霊でしたね。さすがです。
この香 -KONOKA-いい屋号です。
百花さん、強制的に終わらせるほどのブレなさ、爽やかなはずです。
夢見る万華鏡編も綺麗に片が付きましたね。
イラストはどんなのか楽しみです。看板のデザイン画も見たいわ(о´∀`о)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
しんみりした空気も台無しにする?腐れ発言でした笑
百花さんは前を向くことにしたようです。
お母さんの魂にトドメを刺すのも辛かったと思いますが、そうするしかありませんでしたね。今後は全部背負っていくことでしょう。
第3章もラストまでお付き合いいただけて嬉しいです!
屋号の看板はすごいおしゃれなはずです(※描けない)
まだ4章の表紙絵に手をつけてませんでしたー( ;´Д`)
また描いたらTwitterや近況ノートにアップしますね!
本名を屋号に。隠していた自分の名前、前に出せるようになったのは、成長? 退化?
カイコさんの健康(?)も気になりますね。そろそろラストの波乱に向けて動き出してるのかな。
気の交換。カーマスートラで考えれば情交だけどさすがにそれはないか。男目線で考えたら「はい準備できました」とはならんだろうし……でも何も交わることだけが情交とも言えんし……うーん、大人って。
百花さんの着物の色、群青色ってあったので、三章表紙の爽やかな青とはまたちょっと違う色合いかもですが、でも夏にその色はいいでしょうね。涼しげで、すっとしていて。
カイコさん、未練が力になるのでしょうか。
そういえばカイコさんが幽霊になった理由ってまだ聞いてなかったような。
幽霊になった以上は命を絶ったわけで、そこは間違いなく何かのブレークポイントで、気持ちや動機があるはずなのですが……。
シックスセンスだったかな。自分が死んだことに気づいていない。そういう意味では、カイコさんが自分の死を自覚した点も何かの起点になりそう。
考察しがいのある作品ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
百花さんなりに、一区切りついたか吹っ切れたか。母親とは違って変化していけるとも取れますし、母親のことも背負うことにしたとも取れますね。
気の交換については……
一人称小説の難点というか利点というか、服部少年視点で見ている限り正確なことは分からないんですよね。二人の間に何があるのか、とかも。
一つ確実に言えるのは、どんなことが起きても「お互いさま」の間柄ということですね(と、ぼかして終わる)
そう、季節は夏。百花さんの和装も夏色コーデをたくさん検索しました。
彼女の登場シーンを書く時は、検索結果が華やかな感じになります(=´∀`)
記憶喪失のカイコさん。いったい何がどうして、今この状態でこの店にいるんでしょうね。
最終章となる第4章では、その辺りに迫っていくことになります。
いつもたくさん考察していただけて嬉しいです(●´ω`●)
引き続きお楽しみください!
カイコさん、具現化できずにいたから、少し心配でしたが、大丈夫でしたね。
未練になることを誘われたけど、でも、こういう結論でよかったと思います。
アイスか水羊羹。熱いときには、美味しいですよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
急にいなくなると、ちょっとヒヤッとしますよね。カイコさんも、どこまでが本心なのかよく分からないひとです。
夏のスイーツはひんやりしたものが美味しいですね。次の憑依の時に一緒に味わえるといいですね(*´-`)
「いや解釈の余地はまだある」で吹きました笑。これ女性ならたまらんでしょうね。軽妙なやりとり大好きです。
今回も面白かったです(毎回語彙力なくてごめんなさい💦
作者からの返信
第3章も読了いただき、ありがとうございます!
腐りし者は無から有をも生み出しますからね……!
この章は私自身もすごく楽しく書いたエピソードでした。面白かったというお言葉が何より嬉しいです(●´ω`●)