[変更済]MISSION 10 :だから死んだってだけの話







 ‪……‬‪……‬どうも、元気が出ない傭兵系美少女の、大鳥ホノカちゃんです。

 仕事辞める為に、頑張って働いている毎日です。



 ‪……‬‪……‬ごめん、ちょっと元気出ないや。


 なぜか、今回の粛清任務でまた会った違法傭兵ブラックスワンの子に、

 私が傭兵になった原因‪……‬‪……‬ごめん、これは本当は嘘。


 私、顔も会ったことのない親のこと、悪者なんだって思いたかったから、


 おばあちゃんが死ぬ間際に、聞きたくない真実を言っても、


 その真実を、認めたくなかったんだ。


 じゃあ何で私のこと捨てたのかってさ。



 ────乗機のペラゴルニスがハンガーに収まって、頭の上でパカッと開いたコアパーツ。


 ここから出て、これから私は、


 どうも、私のこと捨てた両親の片方を、

 お母さんを知ってる人間と会わないといけない────





 で、1分後私はそう言うのを一瞬忘れてた。


 なんせ、ハンガーに入る前に動かなくなった4脚のその相手は‪……‬



「‪……‬こひゅー‪……‬こひゅー‪……‬」


 今にも死にそうな顔で、ぐったりしてたからだ!


「ちょ、大丈夫!?」


 目の前の、リンちゃんも使ってるこれはもう痴女なんよと言えるような薄いし大事なとこしか隠してないパイロットスーツの女の子は、銀髪ツインテのすんごいメリハリのあるボディのモデルみたいな子‪……‬っていうと、やっぱリンちゃんっぽい。


 問題は、口元血だらけ、呼吸するだけで苦しそうだし、白眼な肌も今は病的な色してるし、左腕何それ注射針打ちすぎじゃね!?


「何この状況!?」


《医者がいる。ショック状態じゃないか。

 薬物の過剰摂取の疑いがある》


 そういえばこの私の肩におわすコトリちゃんの生前、傭兵兼お医者様だっけ!?

 まぁだからな何状態だけど。


「ち‪……‬がう‪……‬これ、は、鎮痛剤の、痕‪……‬」


「いや喋んなバカ!!

 明らかにそんな状況じゃないでしょ!?」


 やばい、お医者様に見せなきゃ!!

 急いで、ぐったりした体をゆっくり支えて引き寄せる。


「‪……‬寿命、なのよ‪……‬

 私、達‪……‬‪……‬どのみち、9年、生きれば‪……‬良い方‪……‬!」


「は!?」


「私は‪……‬この研究所で生まれて‪……‬戦うために‪……‬うっ、ゴホッ!!」


 血を吐く銀髪ツインテの子。

 クソ‪……‬話聞く前に死にそうじゃん!!


「もう喋んなくて良いから!!

 誰か!!!病人が!!お願い助けてあげて!!!」


「無駄よ‪……‬‪……‬もう、ずっと前から‪……‬身体がボロボロなの‪……‬

 中身が、内臓が‪……‬ウッ!!ゲホ‪……‬ぁ‪……‬使い物にならないの‪……‬!」


「アンタねぇ!?じゃあ何でそんな状態で戦場に来たのさ!!

 病院にでもなんでも行きなよ!!

 苦しんでまでなんでこんな所に!?

 もう喋んなくて良いからせめて安静に‪……‬」



 と、その時、

 一人のおじさんが小走りでやってきて、何かを女の子の首に注射した。


「ア‪……‬ガッ!?うぐ、うぁぁ!?」


「ちょなにぃ!?」


 突然苦しみ始めた女の子だけど‪……‬

 支えてる私の腕の中でビクビクしながら、でも左腕にあった注射痕がどんどん消えて元の肌に戻っていった。


「ァァァァァッ!?!

 ぁ‪……‬はー‪……‬はー‪……‬なんで‪……‬?」


 顔色が見てわかるレベルで良くなる中、おじさんがその頭に手を置く。


「ルキ‪……‬‪……‬生きててくれたんやね」


 わしゃわしゃわしゃ。

 セットが乱れるぐらい、ちょっと乱暴に頭を撫でる。

 こんなことされても、このルキって子はムッとするだけで抵抗はしない。


「‪……‬‪……‬クルス博士‪……‬私に何をしたの?」


「約束したやないか。僕が君らを生かすって。

 ‪……‬‪……‬もう、消えて2年か‪……‬何してたんだい?」


「‪……‬‪……‬怒らないの?」


「‪……‬‪……‬怒る資格はない。

 何より‪……‬怒る時間も無いんや」


 と、また誰か歩いてくる。

 二人の女の子達だ‪……‬怪我人もいる。


「ルキちゃん‪……‬」


「セラ‪……‬プリンシパルも‪……‬」


「ルキちゃん‪……‬‪……‬なんで消えたの?」


 赤毛の子が、心配そうな顔でルキちゃんに尋ねる。


「‪……‬‪……‬弱い個体のくせに、私の‪……‬プライドが高かったせいよ」


 と、私の腕から離れて、ルキちゃんはそう言葉を絞り出すように言う。


「そんな‪……‬私たち‪……‬ルキちゃんが弱いって思ってなんて、」


「私はね、セラが大嫌いだったの」


 え、とあの赤毛の子‪……‬セラっていう子が目を見開く中、視線を斜めに逸らしたルキちゃんがこう続ける。



「私と違って、どんな機体も操れた。

 知ってる?4脚ってね‪……‬真人間でも戦えるような脚って言われているの。

 私は‪……‬私はクルス博士に造られた、最強の生命体のはずでしょ?

 なのに‪……‬4脚以外で他の子に勝てないの。

 屈辱だった‪……‬特にあなたみたいにオドオドしているくせに、普通に強くて普通になんでも出来るくせに、そのことを自慢することすらしない‪……‬


 隣にいるだけで私が惨めに思えた。

 私は、本当だったらアンタよりずっと優秀なはずなのに‪……‬何かの間違いだって」


「‪……‬‪……‬」



「‪……‬‪……‬間違いじゃなかった。アンタが最強のシンギュラよ。

 私はね、2年も前のテスト出撃で、それを思い知ったの」


「アレは‪……‬!」


「あの後‪……‬私は奇跡的に生き残って、いわゆる裏のジャンク屋と機体ごと拾われて‪……‬


 タマコに、そこの大鳥ホノカの母親に拾われたのよ」



「‪……‬なんだって!?」


 そこで出てくるのか。

 でも、なんで私のお母さんが!?


「‪……‬‪……‬ねぇ、大鳥ホノカ。

 アンタ‪……‬まだ母親のこと恨んでる?」


「‪……‬‪……‬」


 突然の質問だった。

 答えが決まっているはずなのに‪……‬なんでか、すぐに言えなかった。


「‪……‬‪……‬そりゃ、恨んで‪……‬」





 ‪……‬‪……‬あ、違う。






「‪……‬‪……‬ううん、違う。恨むも恨まないも、その前なんだよ……‬

 私、何も知らない。生まれてすぐにおばあちゃんに預けられて‪……‬

 おばあちゃんは、何も語ってくれなかったから」



 そうだ。私は、恨んだふり、嫌いなふりをしていただけだ。



 私はお母さんのことを名前以外何も知らない。



 知らないから‪……‬どうして良いか分からないんだ。

 ずっと‪……‬ずっと何もわからないで‪……‬



「‪……‬‪……‬‪……‬‪……‬

 ‪……‬‪……‬あなたの、母親はね‪……‬

 ……‬‪……‬まぁ、あなたが恨んでも良いクズではあった」



 ────直感的にだけど、それは半分ウソだって分かった。


 だって、もう泣いてるし。



「‪……‬ノリで、私を犬猫みたいに拾うわ、勝手に私の機体のパーツを拝借するわ、食費をギャンブルに使って負けて帰って水で済ますわ、酒を飲ませようとするわ、酒に酔った勢いでウザ絡みするわ、


 部屋は汚いし、掃除はただ物を積み上げて横に置いてほら完了、ってするわ、自信満々にするくせにすぐへこむわ、変な裏の仕事に巻き込むわ、金が足りないから内職するわ、マグロ漁船に一緒に乗せられたこともある!


 プライドもないし、すぐ頭下げるし、ヤクザだか何だかにも平気で全裸で土下座もする様な、


 そんなダメな人間よ!」


「‪……‬」


 想像以上のダメ人間だった。

 けど‪……‬驚いたのはそっちじゃない。


 私は、

 私の目の前で泣いているルキちゃんが、

 なによりもその『ダメ人間』の事を好きで語っている様だってわかった。



「‪……‬違法傭兵ブラックスワンの賞金金額で、上位に位置しただけはある。

 そんなeX-Wのプロでもあったのが‪……‬タマコ。

 あのバレットガールは彼女の機体よ。

 下半身は私の機体のだけど」


「‪……‬‪……‬」


「強かったから、案外金はすぐ入ってきたし、私のこと猫か何かと思ってたのは癪だったけど、お医者様にも見せてくれたのはアイツよ。


 ‪……‬‪……‬いつか、あなたの事を話してた。

 あなたには恨まれてるから、会いたくないって。

 捨てたくせに、会った場所で泣く様な姿見せたくないって。

 自分のこと恨んでも忘れても良いから、幸せになってほしいって」


「‪……‬‪……‬」


「身勝手だって言っておいたわよ。

 当たり前よね‪……‬恨まれても、嫌いって言われてもそばにいてやりなさいよって話よ。

 勝手な奴なの、あなたの母親。

 第一、あんな普段ヘタレでだらしないやつが‪……‬

 一人で生きていけるわけない‪……‬‪……‬」


「‪……‬‪……‬そっか、

 君、私のお母さんのこと‪……‬本当に好きだったんだね?」



 いや分かるよ。

 もう号泣してるじゃん、私のお母さんのこと語ってるルキちゃんは。



「‪……‬‪……‬私は、私はどのみち、数ヶ月前に死ぬはずだった」


「‪……‬‪……‬」


「アイツは勝手なやつよ。

 裏の病院に、法外な値段で私を入院させた上に、ヤバい仕事ばかり受けて。

 バレバレの嘘つきながらで毎日面会に来たの。

 そっちが入院しそうな顔でね!!


 言ってやったわよ。私を、娘の代わりにするなって。


 本物に会いに行けって、殴られても殺されても良いから、私はほっとけって!


 なのに!

 アイツ‪……‬!!」



 涙が、地面に落ちる。

 泣き崩れて、私の目の前でしゃがんでしまうルキちゃん。


「‪……‬‪……‬殺された」



 ‪……‬やっぱりか。



「同じ違法傭兵ブラックスワンに。

 ‪……‬‪……‬‪……‬アイツの、遺言なの。

 知ってたの‪……‬死ぬことも何もかも」


「‪……‬‪……‬」


 ゴソゴソ、と対して布地がない様なスーツの中から、一枚の便箋と中の手紙を渡す。


「はっきり言って、その紙の中身は従わなくて良い。

 ただ‪……‬あなたの実のお母さんは死んだ。

 何も残せてないし、当たり前だけど忘れてほしい。

 それだけよ‪……‬‪……‬身勝手なことばっか書いてるから、それだけ守ってほしい」



 ‪……‬‪……‬見るしかないか。これ。

 便箋の中、折り畳まれた一枚の紙。



『本当にごめんなさい。

 私は最低の母親として死んだのです。

 私のことはどうか馬鹿な親だったと忘れてほしい。

 お母さんに、あなたのおばあちゃんにも同じように言ってください。


 その上で、恥を重ねてお願いがあります。

 なんの義理もない、ともすれば私を恨んでいるあなたにこんなことを頼むのも変ですが、


 この手紙を渡した子をよろしくお願いします。


 結局、子を捨てるばかりのダメな人間でごめんなさい。


 敬具 大鳥タマコ』




「‪……‬‪……‬‪……‬」


「‪……‬あなたのおばあさんが死んだことも最後まで知らなかった。

 私も‪……‬だから、私のことなんていい。

 元から、私は‪……‬」


「‪……‬‪……‬」



 なんでだろうな。

 なんでか、目の前の子を抱きしめていたんだ。


 ‪……‬‪……‬何してんだろ、とは思うよ。


「え‪……‬?」


「私にとっちゃ知らない人だ。

 でも‪……‬あなたにとっちゃクズでも親代わりだった。

 ずっとそばにいた人間がいなくなったんだ。

 辛かったよね。

 最初からいなかったよりずっと」


「‪……‬‪……‬そ、それは‪……‬」


「良いんだよ。強がっても碌なことないぞ?

 アンタがこれからどこ行こうが良いけど‪……‬今はそばにいるよ」


「‪……‬‪……‬‪……‬‪……‬‪……‬」


 ‪……‬ネオのリンちゃんはアレでまだランドセル背負ってる年齢で、この子は、9年生きれば良い方と言った。


 ‪……‬‪……‬初めて明確に私のお母さんにキレそうになったぞ。


 9歳児おいて死ぬんじゃないよ、まったく。


 ほら‪……‬身体大きくたってこの子は子供なんだぞ?

 泣いてる子をあやせないんじゃ、私をおばあちゃんに任せて正解だってわけか。


 ‪……‬‪……‬‪……‬ふざけんなバーカ、バーカオカン!



「‪……‬うぅ‪……‬ぅぅぅううううう‪……‬ぅぇぇぇぇ‪……‬!!」



「‪……‬‪……‬」


 何がムカつくって、こんだけ泣いてあげるぐらい世話できるなら、私に会いにきてほしかった。

 ちょっと羨ましいぞルキちゃん。

 でも‪……‬‪……‬私でもこのぐらいはするよ、お母さん。



 私はアンタに恨みが出るほど、アンタのこと何も知らないんだもん。


 でも‪……‬お母さんのお母さん、おばあちゃんなら、

 こんな泣いてる子を抱きしめてあげないなんてしない。知ってるでしょ?




「────色々と感動の再会のところ、申し訳ないがな、」




 と、そのタイミングを見計らっていたのか、クオンさんが近づく。

 何やら、びくりと腕の中のルキちゃんも、周りのルキちゃんと同じらしい女の子達も身をこわばらせる。




「ああ、時間ですか社長」


「そういうことだ、クルス」


「待って!!先生は‪……‬」


「セラ。

 ‪……‬仕方ないんや」



 クオンさんを遮るように、腕を横へ広げて前に出た赤毛の女の子を、おじさんは諌める。



「でも‪……‬でも!!」


「ごめんな。さっきも言った通り、ボクは君らを作りたいから作った。

 高尚な理由も無い、そんな命を弄んだ人間なんや。


 報いを受ける時が‪……‬今来たんや‪……‬!」



 コツコツ、と足音を響かせて、カモメちゃんがおじさんに近づく。

 その手には、カモメちゃんに頼まれて買った、偽装型のレーザーブレードが握られていた。


 そっか‪……‬‪……‬私は、腕の中で震えるルキちゃんの顔を抱き寄せて、見えない様に、腕も回して耳を塞いで聞こえない様にする。



「やめて‪……‬来ないで‪……‬!」


「認めよう。シンギュラ・デザインドの力を。

 今この時より、お前達には生きる権利と義務が与えられる。


 ‪……‬‪……‬だが、その過程で我々が、そして私が被った損害の報いを、


 浅見クルスには受けてもらう」




「嫌だ!!嫌だよ、そんなの!!!」




 一瞬、カモメちゃんは泣きつくセラっていう赤毛の女の子を見て、そして私を見た。


 ────指で、お金を示すジェスチャーを送る。




 バシュゥゥゥゥゥ!!



 おじさんの頭は一瞬で消し飛んだ。

 傷は焼けて、血は出ず、頭を失った身体が倒れる。


 レーザーブレードを一度止め、静かな顔で、カモメちゃんは背中のハッチへブレードを戻した。


 クールだね。機械的なのはただロボットだからってだけじゃ無い。


 でも依頼は完了。クールに終わらせられた。


「あ、あ‪……‬!!」


「せん‪……‬せ‪……‬ぇ‪……‬!!」


 ‪……‬やっぱりというか、赤毛の子と、そのお友達はショックで頭の消えた体に寄り添う。


 けど‪……‬見て分かる通り、もうおじさんは‪……‬


「‪……‬‪……‬なんで‪……‬!」


 つい、緩めた腕の中で、ルキちゃんもその惨状を見て震える。



「教えておく。

 イレギュラーなんだ、やりすぎたんだ、お前達を作ったことが‪……!


 生命一つ差し出す程度で、本来はすまないほどに‪……‬!!」



「あ‪……‬あ‪……‬



 うわぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!?!?!?!?」





 阿鼻叫喚、吐き出す子もいる。

 ルキちゃんは、また私にすがって、ずっと顔を私に埋めていた。



 ‪……‬‪……‬ごめんね、君たち。


 私には、目標のおじさんが殺された理由は納得できるけど、


 君達、本当にただのいい子には、

 こんな、大切な人が簡単に殺される地獄みたいな生命のやりとりが普通の世界、信じたく無いよね。




「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ‪……‬!!!

 どうして‪……‬どうしてぇ!?!!」



 ‪……‬‪……‬あーあ、やっぱアレだねー。





 こんな仕事、するもんじゃ無い。


 今後もこう言うことあるなら、とっとと金貯めてやめて一般人になった方が良い。


 ────命の取り合いなんてマトモな仕事なわけないでしょ。





「────まぁ、こんなものでしょうね。

 相変わらずあなたの作った人の世界は、悲しみと憎しみしかない醜い場所で」




 と、そこで登場する、嫌なニヤニヤ笑いをする黒髪なクオンさん似のショートヘア美人こと、アークさん。


 パイロットスーツ、あの高性能だけど生き恥晒す露出のやつなんだ。似合うけど。



「アークか」


「まぁ、そんな当たり前のことはどうでも良いので。

 では‪……‬そちらの内部抗争は終わったのですし、

 次は我々への義理を果たしてもらいましょうか」



 あ、そっか。

 ある意味で、今回の事件の被害者でもあるんだしな、アークさん達は。



 その態度は腹立つけど、事情聴取はしないといけないか。




          ***

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