[変更済]SIDE STORY : トラスト理事会議事録







 火星人類生存圏、オーダー管轄地域の一角、

 とあるビルの大会議室が、普段とは違う厳重な警備がなされていた。


 それもそのはずであり、会議室内の円卓型の会議用机で行われていた会議とは‪……‬






『────以上が、今期の各企業の決算報告結果として会議ログに保存させていただくのです』




 可愛らしいアニメ調のホログラムは、アヤナミマテリアルの誇る『ヴァーチャルAI美少女CEO』こと『アヤナミちゃん』で知られる存在。


 ────実際本物のAIシステムである事は、隠してはいないが誰も知らない。

 そして、実際にアヤナミマテリアルの経営をしていることも、隠していないにも関わらず知る人間は案外少ない。




「‪ご苦労、アヤナミ。

 ‪……‬さて、いつものは終わったか。

 どうするかね?本当の議題は、休憩を挟んでからにでもするかね?」




 上等なスーツとオールバックの髪、そんないかにもな見た目の男である、火星バーンズ・アーマメンツ社最高経営責任者である『ゲイリー・バークマン』は、


 内心そろそろニコチンが切れてしまうのでそうしてくれた方がありがたいと、理事会で一番初めにそう切り出したのだった。

 なにぶん、目の前のトラスト理事会の皆が、わざわざ直接会って話す話題である。

 なるべく、万全な精神状態で挑みたい。


 彼は少なくともそう願っていた。




「お互い忙しいのであろう?

 一分一秒が惜しい。このまま続けてほしいという人間の一人として、反対させてもらう」




 案の定、という言葉が会議室に流れた。

 恐らく、というか確実にこの理事会では最年少のまだ若い褐色肌の黒い癖毛の青年、それも見慣れた装飾の多い時代味がかった儀礼服の彼の言葉だった。


 『ダレル・グウィンドリン』。レイシュトローム社最高経営責任者であり、3大陣営であるインペリアルにおいても公爵という非常に高い地位の貴族。

 生まれも実力もあるやり手であり、恐らく誰よりも本題に関して意見も主導権も握りたい立場の人間だった。


 ゲイリーは、競合他社でもあるこの若者が苦手だった。

 いや、ゲイリー以外も彼の血気盛んな部分が苦手なのも多い。



「あのさー、

 ここにいる人ら、大半は超人でもなきゃ私みたいな強化人間プラスアルファでも無いワケなんだけど?」



 そう、ゲイリーにとってはありがたい申し出をしたのは、恐らくこの面々の中でもだいぶ若く見える見た目の────まだ学生にも見える少女だった。

 見た目こそまだあどけなさ残る、ロングヘアにカジュアルスーツの彼女は、見た目通りこの会議室の机に片肘を置いて嫌そうな顔で発言していた。



「‪……‬ご老体を気遣うべきだったかな、ミス・オーグリス?

 いや失礼した、この若輩者である私自身、気が立っている話題なもので。

 老人を気遣わない人間とは思わないでほしい」




「そーいうとこだぞ、少年クソガキ



 彼女は、『テレサ・オーグリス』

 オーグリスウェポンサービス、CEO兼傭兵スワンであり、当然強化人間プラスアルファ

 ────理事会でも最高齢に当たる人物である。




「ひゃっひゃっひゃっひゃっ!

 まぁ、確かにちぃと老体にはキツいわい!

 だが、ワシもアレに関しては早く聴きたいからのー、どうじゃろ?一服でもしながら話さんか?」



 どこか小汚い老人がそう提案する。

 彼も、エクレールメカニクスの一応社長であり、武器開発研究者でもある『デクスター・アルギュロス』。

 これでも理事会では、テレサより若い方である。



「ハン‪……‬デクスターの爺さんにしちゃ良い提案んじゃ無いか。

 アタシは吸わせてもらうよ。何せヤニ切れでまともな会議できるような生き方しちゃいないのさ」



 そして、また別の席の、テンガロンハットを被る40代程度の女性が、早速葉巻を取り出して先端を切り、火をつけ始める。


 リボルバーリバティー社社長、『アイリーン・フリーダム』

 キモの座った女、問題児と認識されている。


 ‪……‬だが、隣のゲイリーにとっては、静かに今ならタバコが吸える、とひっそり愛用の物を胸ポケットから出せたのが良かった。



「まぁ、リバティーのお田舎さんがそう言うなら、そうしません事?

 少し煙たいのは許してくださるでしょう、皆も?」



 ダレルの隣で、煙管キセルを取り出す、上等なドレスとケープを纏う妙齢の女性。

 エンフィールド・ラボラトリーCEO、『アマンダ・シェフィールド』。

 彼女が煙管を取り出した瞬間に、後ろに立っていた秘書が部屋の換気扇をつける。



「まぁ、確かにそのぐらいはさせてもらいましょうか‪……‬私も持病の薬の時間でして、すみません」


 一人、メガネをかけたどこか人の良さそうな顔のアジア系の男が、そう言って周囲に申し訳なさそうに頭を下げる。

 シンセイスペーステクノロジー社長『リード・リュウ』は、カバンから薬と水を取り出してなお、周りに頭を下げていた。



「‪……‬皆、随分と余裕があるようだ」


「‪いやいや、重い話題の前には‪……‬多少は息を抜かないと、ダメな人間もおるんですわ。

 グィンドリン公爵さんには悪いですが、私も昼飯ぐらい食ってないとやってられませんわな

 ちょっと失礼しますよ」



 ダレルの言葉にそういうのは、一人だけ作業服のままの日系の白髪混じりの男性。

 大和重工社長『大原おおはらカンキチ』は、コンビニの袋から一人ベニシャケおにぎりを取り出して食べ始めていた。



「まぁ、子供の間はなんでもすぐに決着つけたがるしねー。

 どーでも良いけどテレサ、アンタさぁ1番の当事者がそんな呑気してて良いワケ?」


 と、テレサ・オーグリスのちょうど対岸にいた赤毛の若い女性────『デプス社』最高経営責任者、『ローザリンデ・シリウス』は、テレサに視線を向けながらそう問いかけていた。


「呑気ねぇ‪……‬私が呑気してらんないのは、アンタのとこのいくつかの特許侵害だけなんですけどー?」


「はぁ?まだ蒸し返すワケ??

 歳上なんだから、そんぐらい譲りなさいよ」


「2歳下の同じ強化済みのババアに譲るような情ないしぃ?」


「なに、やる気?」




「そこまでだ。

 お互い傭兵スワンでもあるんだ。

 思うところがあるなら戦場で存分にやると良い」



 二人の老人のいつもの喧嘩を止める、白い髪をショートに纏めた美人、

 オートマティックAインダストリアルI社最高経営責任者、兼傭兵ランク1、『新美クオン』はただ静かに買ってきていた炭酸清涼飲料水を飲んで、改めて辺りを見回した。



「‪……‬仕切るようで申し訳ないが、皆内心は『ギフト2』のことで頭がいっぱいだろう。

 どうせだ、理事会の一人としてこのまま話を続ける前の休憩を私も提案する。

 まぁ、飲み食いなりニコチンなり、お互い気を楽にする手段は片手にやると良いさ。

 それほど、重要な話題なのだから」


 クオンの言葉に、周りの面々も内心ホッとしていた。

 決断という物のストレスは、一般の人間が思う以上に心身にのしかかる。

 趣向品、あるいは生理的な現象を解消しておかなければ、いけないのだ。


「あなたも当事者でしょう。

 すぐに話を始めないのか?」


「‪……‬悪いが、グウィンドリン公爵。

 ‪……‬‪……‬その前にすませたいことがある」


 ダレルの鋭い視線に、クオンは少しだけ真面目な視線を向ける。



「‪……‬トイレに、行っても良いか?」








 ───数分後、何人か『用事』を済ませた後、いよいよ本題が始まった。




「コヴァレフスキー氏、カチューシャの宇宙観測班の情報を教えてやってほしい」


「‪……‬またお得意のサイバー盗聴ですか、同志ニーミ。まぁ、こちらとしても機器が古い以上仕方ないですな」


 髭の似合う精悍な顔つきの大柄な男、カチューシャクラート社社長、ゲオルギー・コヴァレフスキーが静かなため息をつく。


「AI社はご存知でしょうが、我が同志宇宙観測部門は、『ギフト2』が既に火星の静止軌道近くにいる事を確認しております」


 おぉ、と思わず周りがどよめく。


「いよいよ遠い親戚が来るってのかい。

 アタシの爺さんにも聞かせたいもんさ‪ね」


「‪……‬ところで、当社のシンセイの宇宙開発部門の情報によれば、やはり敵は『ギフト2』を手に入れるべく、フォボス軌道上の迎撃網に穴を開けてると言うらしいですが、まぁそこはカチューシャさんの所も既に熟知しておりますよね‪……‬?」


 またか、とリードの気の弱そうな発言に理事会は呆れた。

 どうせ、もっと早く情報は掴んでいたはずだが、シンセイスペーステクノロジーは秘密主義なのでここまでその情報は黙っていたのだろう。


「知ってはいるが、そちらはもっと詳しい事を知っているのではないのか、同志リュウ?」


「いえそれほどは‪……‬ただぁ、そのですねぇ‪……‬

 恐らく、効果予測地点は割り出せたのかもーとは‪……‬あ、失礼?」


 リードは、鞄を探って今時古い規格の情報媒体を取り出した。

 そして、アヤナミのホログラムが映る席のコンピュータへとそれを指す。


「アヤナミちゃん、お願いするよ」


『はい。

 データ、投影するのです』



 途端、会議室内の円卓の座席達の中央に映るは、火星儀、この星の球体の世界地図。

 クローズアップされる、一つの地域、人類生存権より、300km南の地点。



「『静かなる領域サイレントエリア‪』‪……‬!」


か!

 アイツらすらもまだ入っていない『本物』に‪……‬!!」



 その場所は、彼らにとってもあまりにも意外な場所だった。



「いや、人類はいたはずだ。私の記憶が正しければ」


 ふと、その場所を見ていたクオンがつぶやく。


「では何故、静かなる領域サイレントエリアと?」


「何故か、誰もいなくなったからな。300年前に」


 まるで見てきたような言葉だが、この場の誰もがクオンのそれに指摘はしない。

 恐らく事実なのは知っているからだ。


「さて重要なのは、ここに落ちるとして誰が、どこが『ギフト2』を取りに行くか、だ」




「当然インペリアルが行く。

 ユニオンには決して任せられない上に、オーダーは他の事が忙しいはずだ」



 ダレルの言葉に、誰も反論は無かった。

 まずはそこが前提だからだ。


「ひっひっひ‪……‬ならば、公爵殿。

 インペリアルが行くと言うのなら、その調査隊にはワシの社から一人、傭兵スワンを派遣しても良いかの?」


 と、デクスターがいつもの気味が悪い笑い声と共に中々図々しい願いを言う。


「インペリアルだけでは不満か?まぁ当然だがな、御老公」


「気を悪くせんでくれよ、ワシは別にそう思ったわけではないんじゃ。


 ただ見たいんじゃよ!!誰よりも早く、『ギフト2』の中身が!!


 そのためには、一番信用できるワシの秘蔵っ子を送り出したいと言うワケじゃ‪……‬ぐふふ♪

 一体なにが入っておるのかのぉ‪……‬まさにワシにとっては楽しい楽し〜〜いオモチャ箱じゃ!」



「ま、パンドラの箱かもしれないけど」


 いまだにグヒグヒ笑うデクスターの顔を見ながら、呆れた様子を隠さずにテレサがつぶやく。


「しかし、そうなればなったで面倒だぞ?

 ユニオンは金だけはあるからな‪……‬例え一時期インペリアルが、土地ごと『ギフト2』を所有しても、その後一点突破で奪われる可能性もある。

 対策はあるのかね、グィンドリン公爵?」


「そうなったらなったで、また取り返せば良い。

 私をあまり見くびるな、ゲイリー・バークマン。

 重要なのは、この火星の我ら人類が『ギフト2』を受け取る事だ。

 奴らでなく、な」


 ダレルの言葉に、ふぅと安堵のため息で返すゲイリー。

 嘘は言わない男、というなんとも言えない評価が今はありがたい。


「我らトラストは、ただ利益追求のみを求めるのではない。

 目的は、この火星で人類が瓦解しないように調整する、言わば『調停者』だ。

 経済という力でな‪……‬そうだったな、ミス・新美ニイミ?」


 最後にダレルは、クオンの方向を見てそう尋ねる。

 今、この質問に唯一答えられる存在に。


「そうだ。まぁ、利益追求自体はやるなとは誰も言わないが。

 そちらも、故郷のため、インペリアルのために行動しているだろう?」


「全ては、我がインペリアル内のグィンドリン家が収める領土の民のために。

 私はそうだ。他の人間は知らんが」


「‪……‬‪……‬」


 全員、ここまで言えるわけではないが、企業とは本来人間あっての経済。当然地元というべき場所や、元の所属する陣営の為という面もある。

 否定はしない。出来ないでこの場は収める。


「‪……‬さて、では方向はあくまで予定通りで、ということね。

 では皆様言いにくいでしょうから、わたくしから。


 そこの研究一筋のお爺さんの息がかかった傭兵スワン以外に、誰を派遣するべきかしら?」



 アマンダの言葉に、再び、場が緊張する。

 インペリアルの正規軍だけでは、当然戦力不足だ。

 常に戦う毎日故に、熟練兵の死も多く練度が下がっている。


 となると‪……‬穴埋めのために強い傭兵は当然の選択だった。


「‪……‬先に言っておくが、今回は私は手を貸せない。

 後詰めに待機しておかなければいけない」


 と、クオンは少し困った顔で答える。


「残念だな、ランク1。

 だが、こちらからも既に、我がインペリアル出身の『傭兵伯』、ブラッドハントレスには声をかけている。

 彼女は、あなたに次ぐ者。ランク2であり申し分はない」


「申し分ないとは言うけどねぇ、未踏査地区サイレントエリアなんぞに行くのには、もうちょっと頭数いる気がすんだよねぇ、アタシゃさ」


「同志フリーダムの言う通りだ。

 精鋭とはいえ単騎では少ない。少数と呼べる数は揃えるべきだ」


 アイリーンとゲオルギーの言葉には、さすがのダレルも「確かに」と素直に肯定する。


「じゃ、私行こっかー?

 最近お仕事真面目にし過ぎてさー、傭兵スワンの勘取り戻したーい♪」


 そこで、ヒラヒラあげた手を振って、テレサが声を上げる。


「ランク13に来ていただけるなら願ってもない。

 ただ、まだ足りないな‪……‬」



『‪……‬アヤナミマテリアル、統括AIとして進言するのです』


 と、ここで珍しく、こう言う場では積極的に発言しないアヤナミが声を出す。


『こう言う時の『リスト』なのです。

 この理事会でも、度々に疑問の声が上がる彼女ら、

 それが『本物』だと言うのなら、彼女らから選ぶべきなのでは?と進言するのです』



 おぉ、とどよめく理事達。



「‪……‬‪……‬イレギュラー、か」



 クオンが小さくつぶやいた言葉に、アヤナミは静かにうなづいた。



「確かに、その真偽はさておき、あのリストは優秀な傭兵スワン揃いか‪……‬まぁ反対する理由はバーンズアーマメンツにも私にもないな」


「こりゃええわい!是非ともよろしく頼むぞぉ?

 イレギュラー。その生データが本当に観測できるとは‪……‬ぐひひ!」


「ちょうど良いか。

 私も、隣で確かめたいし‪……‬じゃ、リストから早速選ぼうか!」



「いや。すまないが、候補者からは私が直接選んで良いだろうか?」



 と、意外な事を言い出すクオン。


『直接?

 だれか、必ず入れたい傭兵スワンでもいるのですか?』


「ああ‪……‬大鳥ホノカという傭兵スワンをな」


『‪……‬検索しました。まだBランクのリスト候補では?』


「いや、さっきAランクへ昇格した。

 トイレ中に少し携帯で知ったんだ」


『まだ、Aランクへ上がったばかりの傭兵スワンを?

 危険では?』


「今はまだ。そう思っていたんだがな‪……‬

 恐らく、『ギフト2』降下の頃には、ランカーになっているかもしれない」


『ありえません。昇格が早過ぎます』


「ああ、ありえない。

 だから、彼女が今最もイレギュラーなのだと思っているんだ」


 流石に、というか、ほとんどのこの場の理事達がざわついていた。

 いくら、ランク1でも何故という采配だったからだ。



「‪……‬失礼、ミス新美。

 今、大鳥ホノカと言ったのかね?

 もしや、その機体名は、アルゲンタヴィスか!?」


 だが一人、

 ダレル・グィンドリンのみ、驚き方が違っていた。


「‪……‬公爵殿が知っているとは」


「‪……‬数日前の敵の襲撃、その大詰めでの戦いは今、インペリアル兵の中でも語り草になっている。

 とりわけ、最後に現れた自立兵器をほぼ単騎で倒した新人傭兵‪……‬そのコンドルのエンブレムにあやかった物が流行り始めているのはご存知か?」


「‪……‬初耳だな」


「先日のユニオンとの戦いで、インペリアルが撤退に追い込まれた時も敵側にいたのが、コンドルのエンブレムの機体‪……‬アルゲンタヴィスだ。

 我が友の軍団長がぼやいていた。


『兵達が口を揃えて、『何故アルゲンタヴィスを雇わなかったのか?』とな」


「‪……‬‪……‬驚いたな。私でもそこまで人気は出ないのに‪……‬少し羨ましい」


 ふ、と笑って、改めてクオンは理事達へ視線を回していく。


「理事会の決定と言うなら従うが、出来れば私に雇う傭兵スワンの選定を任せてほしい。

 決して、我らトラストの利益を損なうことも、人類に不利に働く事はさせない。


 まだ、大鳥ホノカですら入り口だ。

 非科学的だが、既に『本物に仕上がっている』人間をいくつか見つけている」






 ───このクオンの言葉は結局承認され、トラストに理事会は予定通りに進み、解散となった。


 それは、新たな戦いの始まりでもあった‪……‬




          ***





 わーたーしー、ホノカちゃーん♪

 傭ー兵ーの、美少女ー♪

 わーたーしー、ホノカちゃーん♪

 げーんざーい、帰投中ー♪





「────へっぷしょいっ!?」



<コトリ>

《は?強化人間プラスアルファの癖に風邪?》



「えぇ‪……‬なんか急に鼻ムズムズしたんだけど‪……‬誰か噂でもしたの?」


<コトリ>

《風邪はありえないしね、きっとそう。

 ‪……‬でも傭兵スワンの噂とかきっとロクでもないよ?》


「あーなんかそんな気がするー。

 はー‪……‬今日はもう帰ったらゴロゴロしようか」


<コトリ>

《そうだね》


 そう、噂話されるような日はふて寝に限る!

 という訳で、なーんか明日も面倒な依頼来そうな感じなので、今日は大人しく帰る私なのであったー‪……‬



 来ないよね?

 面倒な依頼??



          ***

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