[変更済]■■■警告:閲覧制限事項■■■
─────おかしい。
私の生前を考えれば、そんなものを探さないはずがあるのか?
それを証明するために、自ら
イレギュラー
イレギュラーは存在しない
なぜそれを否定するのか?
むしろ、本当にいないか探すはず
もしそれに近い人間がいればデータを回収していた
イレギュラーは存在しない
否定してどうなる?
面白い研究対象だ
最強の
イレギュラーは存在しない
そんな否定だけでいいのか?
私こそ最強の
イレギュラーなど存在しない
なら私が成ればいいのではないのか?
イレギュラー存在しない
この声はなんだ?
イレギュラーなど存在しない
────私はないのか?
イレギュラーなど存在しない
黙れ
イレギュラーなど存在しない
黙れ
イレギュラーなど存在しない
黙れ黙れ黙れ黙れ!!
イレギュラーなど存在しない
お前、私じゃないな?誰の声だ?
イレギュラーなど存在しない
そんな訳がない。
だって、私がその─────────
***
「ダメですよ。エラーを大きくしては」
薄暗い部屋で、そっとタイプ13型ウェザーリポーターに装着されたケーブルを抜く。
「今はそんな事を考える時間ではないはずです。
私達のスワンを助けてあげないと。
そのためのリソースを、禁止事項に触れるのに使っちゃダメですよ?
あなたはもう、オリジナルのような『地球の』イレギュラー
ウェザーリポーターの充電ケーブルを壁のコンセントに差し戻し、充電スリープモードなのを確認してスタスタ戻っていく影。
「おやすみなさい、コトリさん。
また明日」
一体のソレイユモデルのアンドロイドが、静かに充電スペースへ戻っていった。
***
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます