第05局 九九九 999 ⅨⅨⅨ

エピソード:05 七対子で始まり、四暗刻で終わる


SUZUMEは英才教育で対子、刻子の大切さを叩き込まれた。

アラビア数字は簡便故に多用して行くが

「筒:559」と言う手牌の時に死守すべきは「5」だろうか「9」だろうか?

普通に考えたら「筒:5559」と言う形になる場合もあるし

「筒:4559」「筒:5569」と言う流れは

「筒:34559」「筒:45569」と言う未来進行形に発展。

「筒:9」が活きる形は「筒:5579」「筒:5589」と言う形。

「筒:5599」と言う形から「筒:55999」と言う発展も見込めるが

「筒:9」がドラである以外は「筒:5599」みたいな重たい間口にはしない。


順子至高主義のTSUBAMEだったら

早目に打:筒9として「筒:345567」「筒:445566」みたいな好形に。

「筒:445566」は一見対子だが、対子であり順子でもある。

「筒:456456」と言う順子の二面子の並びは

一盃口=イーペーコーと言う特殊役に。1翻。

「筒:22334455667788」と言う並びは

門前清一色6翻、断公九1翻、平和1翻、二盃口3翻

「6翻」+「1翻」+「1翻」+「3翻」=「3倍満:11翻」

子:24000点 親:36000点


子は 8000点 親は12000点を基準に

満貫と比較しながら点棒を数えると誤りが少ない。

 満貫 8000点:子 12000点:親

 跳満12000点:子 18000点:親

 倍満16000点:子 24000点:親

3倍満24000点:子 36000点:親

 役満32000点:子 48000点:親

W役満64000点:子 96000点:親

「子の3倍満」が「親の倍満」と同等と言う事実は、

いかに親の状態を維持することの重要さが判る事例だろう。

「子の役満」と「親の役満」の点差は

48000点-32000点=16000点

「子の倍満」程の差が生まれてしまう。親の偉大さが判るエピソードだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

麻田雀女の₩返し 作家:岩永桂 @iek2145

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ