70余年前と現在が、あるモノを媒介にして感動的に結びつけられています。こういうこと、実際にあるのでは? そんな気がして来るほど達者な展開で。愛する者たちを永久の別れに連れ去る戦争の非を、飄々淡々と物語って……。