クラスに馴染めない主人公は、ある日、自分のHPと、ストレスによって受けるダメージが見えるようになる。「逃げる」スキルを駆使して、波風立てずに日々を切り抜けようととするが――！？

生き延びるためには逃げてもいい。でも、立ち向かうことで経験を積んで、少しずつでも前に進めたらいい。

そう思わせてくれる、さわやかな作品でした。

人付き合いが苦手な「僕」はある日、自分のストレスを可視化できる能力を手に入れる。学校生活を乗り切るため、スキルを駆使しながらストレスをなるべく避けて生きていこうとするのだが……。

ゲーム感覚で、日々の生きづらさを乗り越えていく発想がとてもユニークでした。
「僕」は最初、ストレスのダメージを受けないように過ごしていますが、とあるきっかけでしだいに行動が変わっていきます。ゲームの楽しさだけでなく、「僕」の成長も見どころのひとつです。

生きづらさをゲーム感覚で乗り切り、成長していく驚きの発想。
ぜひ、読んでみてください！