第51話 ノートパソコンに大型モニターを接続し何かと便利 敬老の日に

「ノートパソコンに大型モニターを接続し何かと便利 敬老の日に」―。


 書斎のデスクには、21インチのモニターが鎮座する。


 ワードソフトの設定を明鏡欄用(18文字×29行)の縦書きにしてあるので、大きなフォントの全文が一画面で読める。


 作文しながらの推敲も楽だ。


     ◇


 モニターの手前には、キーボード代わりの小さなノートパソコン。


 三万円の中古品だが(電源を入れたらすぐ書き出せるよう)ハードディスクをSSDに載せ替えたものだ。


 作文をするには十分な〈医師脳の杖〉である。


     ◇


 ネットのクラウドで探し物をしていたら、1996年の元旦に一杯機嫌で書いた『西暦2008年の予測』を見つけた。


 ―「西暦2008年の今日、各種ナショナルセンターのネットワーク病院が全国に設置され、それぞれが光ファイバーによる健康情報ハイウエイで結ばれた。私はというと、還暦の今年の3月で退職が決まっている。第三の人生は、文筆業で過ごす予定である。既に愛用のMacも、老眼をいたわり17インチから34インチに買い換えた」―。


     ◇


 48歳での人生予測は外れた。


 親の介護で老人医療へ転身したことも、東日本大震災後の医療支援も、想定外だった。


 …が、大型モニターだけは実現!


(20220919)

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