応援コメント

第34話 西行法師願ひどほりに春に死す密かに断食を重ねし果か」への応援コメント

  • コロナ禍でやむなく職が変わった娘の、就いた先が介護有料老人施設です。
    そこで食事を提供する仕事なのですが、新米ながらいつも美味しく食べて貰いたい、残された量はどれくらいかしら等と、とても気を配っているそうです。

    ある時、何も食べられてないお膳が2・3日続きました。店長曰く、こうなるともうすぐ亡くなられるよと。 その通りでした。
    そんなことが何度かあったものですから、少しだけでも箸がつけられているお膳にはほっとする、と毎日のように、今日の食事の報告を聞かされるようになりました。

    自分はまだ食欲旺盛ですが、そのうちに・・と思うと身につまされます。
    「命を終えようとしているから食べない」に、成るほどそうなのかと、強く思わされました。 
    娘にぜひ教えてあげたい知識となりました。有難うございました。

    作者からの返信

    有名な『ハリソン内科学』の一節。
     ―「命を終えようとしているから食べないのであり、食べないから死ぬのではない。これを理解できれば、家族や介護する人は不安(悩み)を和らげられる」―。

    これいいですよね!