第16話 仏壇の富良野メロンの香りたち『いただきます』と破顔で妻は

「仏壇の富良野メロンの香りたち『いただきます』と破顔で妻は」―。


 息子の嫁の実家から送られてきた巨大メロン。


 …と、パソコン画面には「メロン」や「めろん」が表示されるだけで、何度やっても漢字変換されない。

 意地になってググったら「甜瓜」と「真桑瓜」が出た。


     ◇


 しかし「まくわうり」とは、子どものころに食べた黄色のつるりとした「まぐぁ」のことではないか?


 高級な麝香甜瓜(マスクメロン)とは違う!


 この「マスク」だが、新型コロナとは無関係で、香水などに使われる強い芳香の麝香(ジャコウ)に由来するらしい。 


     ◇


 調子に乗って、果物の難読漢字を調べた。


【初級レベル】苺・栗・柿・梨・桃・梅・杏・花梨・八朔・柚子、などは楽勝だろう。


【中級レベル】檸檬・林檎・蜜柑・西瓜・桜桃・胡桃・葡萄・枇杷・柘榴・甘橙・無花果・木通(アケビ)臭橙(カボス)酢橘(スダチ)となれば正解率は低下。


【難解レベル】には「甜瓜」が出るものの、彌猴桃(キウイフルーツ)鳳梨(パイナップル)藍苺(ブルーベリー)蔓苔桃(クランベリー)葡萄柚(グレープフルーツ)鰐梨(アボカド)芒果(マンゴー)茘枝(ライチ)甘蕉(バナナ)橄欖(オリーブ)万寿果(パパイヤ)と、お手上げだ。


(20220815)

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