第4話 午前中の執筆でつかれし脳細胞も昼餉と昼寝で蘇りけり
「午前中の執筆でつかれし脳細胞も昼餉と昼寝で蘇りけり」――。
「連載を2本持っている」が自慢!
月刊『弘前』と仙台市の季刊『みちのく春秋』である。
「連載に穴をあけたら編集者に申し訳ない」と元来の苦労性が幸い(?)してか、書きためた原稿が実は来春の分まで出番を待っている。
◇
世のなかには原稿の締め切りを守れない輩が多いようで、左右社から出された『〆切本』に笑わされた。
――「本書は、明治から現在にいたる書き手たちの〆切にまつわるエッセイ・手紙・日記・対談などをよりぬき集めた“しめきり症例集”とでも呼べる本です。/いま何かに追われている人もそうでない人も、読んでいくうちにきっと「〆切、背中を押してくれてありがとう!」と感じるはずです。/だから、本書は仕事や人生で〆切とこれから上手に付き合っていくための“しめきり参考書”でもあります」と。
◇
確かにプロの作家にとっては死活問題だろう。
が、アマチュアで速筆の私にとって(締め切りどころか)掲載が待ち遠しいばかりだ。
「少し早めですが」と原稿を送ったことを忘れ、締め切り間近に慌てて原稿を送り「既に頂いておりました」と笑われたことも……。
(20220803)
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