第4話
こうして僕は家に帰って母さんと冬木さんが話すと言って僕はいったん家を出された。
さて今日はどうしようか、家から出されたし、
「付き合った記念で何か買ってこようかな」
「さてどこに行こうか」
ていうか何がいいのだろうか。
女子が喜ぶようなというか付き合った祝いはどうすればいいのだろうか。
「どうしようか」
僕はある場所に向かった。
「やっぱりタワマンはでかいなー」
僕はタワマンの側で唖然としていた。
ここに住んでるんだもんな。
僕は部屋の番号を打ってチャイムを鳴らせた。
少しだけ待っていると、
返事が帰って来た。
「ん?なんだおおさなだ氏か」
「どうぞ入ってくだされ」
僕はネトモであるサッキーさんの家に来た。
今日は長年遊んで貰っていたサッキーさんにあのことを伝えるつもりだ。
「リアルで会うのは初めてでありますな」
「そうだね」
「あのこれ」
一応エナジードリンクと睡眠薬を持ってきた。
彼女は極度の睡眠障害で小さい時からあんまり寝れていないらしい。
あとは課金と僕のパソコンのデータを持ってきた。
「え、これは、なんだろうか」
「あのちょっとだけ話が」
「いやードリンクありがとう」
「今ランキングいいところなんだよねー」
それからサッキーさんのパソコンを貸してもらって二人でゲームをしていた。
気づいたら夜中になっていた。
「あのサッキーさん実は僕、肺ガンになったんだ」
「え?ガン?」
「うん」
サッキーさんは少しだけ頭に手を当てて悩んでいる様子だ。
てかサッキーさんずっと仮面してて顔見えないんだけど。
「それであと余命が1ヶ月ぐらいなんだ」
「わかった、素顔見せるよ誰にも見せたことないけど」
なんかピエロみたいな仮面を外すと緑色のショートの女子が現れた。
「サッキーさん女の子だったんだ」
「うん」
「あのそれとパソコンのデータは貰っておくよ」
「ありがとう」
「それで今日はどうして私の家に急に来たいとか言い始めたの?」
「最後になるかもしれないし、ギルド長だったからさ」
「そうか」
また何か考え始めていた。
そうだあれ聞かないと。
「あのさ僕彼女出来たんだ」
「ブフっ」
エナジードリンクを吹き出す。
「大丈夫?」
「全然大丈夫」
「それでさ付き合った記念に送り物したいんだけど何がいいのかなと思って」
「余命ないのに付き合ったのか」
「そうなるね」
「彼女もそうらしいんだ」
「おーそれは運命ですな」
「いや冷やかないでくれよ」
「いえいえ」
サッキーさんはどこか悲しげだ。
何か感に触ることを言っただろうか。
「あ、そうですね私名前まだ言ってなかったですね」
「私の名前は針状紗月といいます」
これは僕も言わないとだめかな。
「僕は真田春」
「はるさんですか」
「うんじゃあ今までどおりじゃなくて紗月さんて呼んだ方がいいですか?」
「それでお願いします」
「わかりました」
それからぼくは紗月さんに要件を聞いてその場を後にした。
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