第22話  サービス!!サービス!!

 見合いの場所は、王城の近くにある宿屋の一室で行われることになりましたわ。

 あたくしは二人で会うことを強く望みました。

 アランの方もそれを受け入れてくれましたわ。


 アランが入って来ると、あたくしは直ぐに部屋の鍵を閉めましたわ。

 アランは驚いていましたが、あたくしの姿を見てもっと、驚いていました。

 あたくしは、下着姿でいましたもの……


 こうなったら、今はお金持ちになっているアランに貰ってもらいましょう。

 それには、既成事実が一番ですわ!!


 あたくしは、ビックリしているアランの胸の中に飛び込んで行きました。

 そして、濃厚なキッス~~


 無理やり、アランの口の中に舌を入れて、舐めまわしましたわ。

 アランもその気になって来て、自分から服を脱ぎだしましたわ。

 そして、二人でベッドにダイブしました。


 アランは、ミレーユの事はもう吹っ切れているのでしょうか!?

 疑問は尽きませんでしたけど、今日は前の秘め事とは違います。


 あたくしは、アランのモノにむしゃぶりつきましたわ。

 直ぐに固くなったモノは、焦らしながらあたくしの中に入ってきましたわ。

 そして、激しく腰を振って来たのです。


 そうですわ。これでこそアランですわ。あたくしはこの幸せの時を待っていたのです。


 朝__


「結婚しよう。カミーユ」


「条件がありますわ」


 うふふふ、思った通りですわ。

 タップリ愛して、あたくしの虜にしましたわ。

 そして、とうとうアランの口から、結婚を申し込ませましたわ!!


 あたくしは勝ち誇ったように条件を言いましたわ。


「あたくしの秘め事遊びを容認すること。あなたはダメですわよ。

 それから、あたくしを空腹にしない事ですわ。あなたには前科がありますもの。ぜーったいに!!空腹は御免ですわ!」


「空腹はともかく、人妻の不貞はダメだろう。ヴィスティンはともかく、結婚したら、アルテアに行くんだから。

 それに不特定多数の人とやってたら、子供の父親が分からないだろう?」


「あたくしが、あんな不毛の土地のアルテアへ行けというのですか?」


「もちろん!!その前に神殿の神の前で、永遠の愛を誓ってもらうよ。

 アルテアのれっきとしたロイルの神殿でね。アルテア王国は、一夫一妻制なんだ」


 アランは今度こそ、逃さないといった風に言いましたわ。

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