スマートフォンと話したいんじゃない。
ヲトブソラ
スマートフォンと話したいんじゃない。
スマートフォンと話したいんじゃない。
長い、長い、“0”と“1”の羅列から始まって、最後は五文字で終わった。自分でも“古風”と呼ばれる人間である事は理解している。しかし、未だ慣れないのは“大切な想い”までもが、仕事のメールと同じ着信音で伝えられる事。人生や心の半分、いや、半分以上を割いて歩いていくのだから、面と向かって教えて欲しい感情がある。目を見て伝えられなくて、何が愛しているだ。そんな恋が、想いが、長続きするものか。
次に想いを伝えられる事があるのなら、スマートフォンが伝える恋では無い恋がいい。
おわり。
スマートフォンと話したいんじゃない。 ヲトブソラ @sola_wotv
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます