最後に、伝えたいことがある。
第14話―—―ここから。
僕は、自律神経失調症と診断されてからこの話を書こうと思い、そこから怒涛の勢いで、自分の過去から今の話を綴り続けた。
今、これを読んでいる方に、僕は何を伝えられたのかは分からない。
だけど、これを書いたことで、僕はどこか自分自身のことを俯瞰的に見ることができた。そして、自分の中で一区切りつくことができた。単に自分のことを書いただけにすぎないけれど、僕は少し過去をいい意味で誰かに伝えられたと思う。
今でも、自分のことを話そうとすると怖くて、不安で、寂しくて、悲しくて、僕の言うことは誰かに否定されたり拒否されたりして、感情が曲がり、また素直な僕ではなくなってしまうと思うことが多々ある。
素直に相談できる相手は少なく、話す前に相手のことを考えてしまう僕は、一人でとても大きな悩みを抱えてしまう。それは辛い。落ち込んだ時や体調不良の時は、さらに辛くなって、どうしたらいいのか、暗い世界の中で悩んでしまう。
それでも、いつか治る、いつかこの悩みは薄くなる、いつか誰かと楽しいことができると信じている。
過去の傷はまだ完治することなく僕の中で大きくなっているし、体調もまだ安定していないし、自律神経失調症も長い付き合いになるかもしれない。それは僕も受け入れている。だけど、その生活をしていく中で助けてくれる人と出会い、自分を救い、またどこかで前を向いていくことができると、僕はそう、願っている。
最後に、このエッセイを読んで僕を知ってくれた方々へ。
僕はこれからも、進みます。
まだ僕は夢を叶えていません。
小説やエッセイを通して、僕自身のことを沢山の人に伝えたい。
その小さな夢は、僕にとって大きな理由になっています。
この初めてのエッセイは、とても拙いものだと思う。
だけど、いつか、今度は『自律神経失調症を治した僕。』を書けるように、
そして、みなさんの原動力になれるように、
まずはゆっくり時間をかけて治していきます。
読んでくださり、ありがとうございました。
次回も、また違った文章の中でお会いできますように。
僕、こと、私、の、キコリより。
自律神経失調症の僕。 キコリ @liberty_kikori
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