野外活動 班決め
陽平は、授業に身が入らず憂鬱な、まま昼休憩へと向かえた。
班決めはどうしようかと考えていたら廊下から、
「陽平一緒に飯食おうぜ!」
と、石岡 俊介(いしおか しゅんすけ)が誘ってくる。
違うクラスで唯一仲の良い友達だ。
俊介とは家が近く、帰り道一緒になる事が多いかった。
最初の方は、お互いあまり関わる事はなかったが、趣味である、漫画に買いに行く時に本屋で出会ったり、ジムに行ってる時に更衣室に会ったりと、なんだかんだ顔を合わせていく内に打ち解けあって仲良くなったのだ。
「俊介今日は、外で食べないか?」
「ん、外とは珍しいな 何かいい事でも、、、いや、これは逆だな 何かあったのか?」
と俊介は、探るような目をしてこちらを見てくる。一年半とはいえ、ほぼ毎日関わっているのか鋭い。
俺は、行ってから話そうといい
人通りの少ない体育館裏へと足を運んだ。
そして、朝のホームルームの野外活動について話す。
そしたら、俊介は真顔になり、
「何かと聞いてみれば、、、損した気分だわ
俺の先程のワクワクを返せよ!」
「お前は、いつも楽しそうで羨ましいよ」
「うるせーイケメンの癖に何いつも落ち込んでんだよ お前の立場ならよりどりみどりじゃねーか!!!
くそーー俺の顔と替えてくれよーー!」
俊介は俺の顔をべたべたと触り始める。
俺は俊介の手を振り払いながら、はぁーと溜め息を吐いた。
「そういえば、陽介」
「ん、何だ?」
「朝来た時に下駄箱に何か入っていなかったか?」
「そういえば、手紙が入っていたな
ありゃきっとイタズラ告白って奴かな?」
「あちゃー・・・お前って本当にむかつくぐらい鈍感だよな」
何て言われようだ。
確か朝にも同じ事を言われたような気がするが気のせいか。
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更新が遅れてしまい申し訳ありません
俺の周りの男友達が恋愛に発展しないのは何故だ? @oraganbaru
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