怒られる。
「青木君もまた、授業中に寝てるって?」
今、俺は学級委員に怒られてる。
とりあえず大人しく謝っておこう。
「いつもすみません、次から気をつけます」
「それ、私何回も聞い、た、、け、、ど」
いい終わりそうなタイミングで顔を上げたが、俺と目が合い、また顔を俯く。
それも、一度だけではなくずっとだ。
そんなにも、見苦しい外見なのだろうかと毎回違う意味で泣きたくなってしまう。
だが、今に始まった事ではないのと、普通に授業中に寝てる俺が悪いので罰だと思って受け入れよう。
10分ぐらいだろうか。
俺にとっては不毛と思えるやり取りが、ようやく終わりかけそうな頃、俺はもう一度学級委員に謝っておく。
「委員長毎回すまない、この通りだ!許してくれ。」
俺は深く頭を下げる。
その様子を、雅紀はニヤニヤして見ている。
無性に腹が立つが、なんとかこらえる。
そうすると学級委員は、
「仕方ないわね。ただ、一つ条件がある。連絡先交換すること。そしたら、許してあげてもいいよ」
「別に連絡先なら、、、え、、、なんで?」
想定外の発言で俺は一瞬頭が真っ白になった。
「いや、、、その違うのよ、、、夜に通話したいとか、、、仲良くなって休みの日に一緒に遊びたいとか、、、そんなのではないからね!!! あくまで監視する為よ! 勘違いしないでよ!!!」
委員長は先程の俺の疑問に焦っているのか、顔が真っ赤になって叫んでいる。
俺がそんな勘違いする訳ないのに、、、。
よく分からないが、それで許してくれるのなら、全然問題ない。
俺は了承して、委員長と連絡先を交換する。
さっそく委員長から、通知がきて、
'これからよろしくね!!! ここでは、私の事穂乃果って呼んで!!!'
と、さっきと打って変わって優しめな文章できた。
きっと性格的に距離感を感じるのが嫌であるからであろうと自分で解釈し、俺は
"よろしく、穂乃果"
と打った。
そうすると、穂乃果は顔を赤めて
ふふっと笑って席へと戻っていった。
少し経ち、チャイムが鳴って担任の先生が教室へと入りホームルームが始まった。
「今日は、野外活動に行くための班決めをしてもらう。 帰りのホームルームでも、もう一度聞くから、その時までに決めておくように。」
憂鬱だ。
そういえば、2学期は面倒くさい行事のオンパレードだったのを思い出す。
さっきの野外活動に体育祭に文化祭それに修学旅行までもある。
俺は、天井を仰ぐ。
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更新が遅れてしまい、申し訳ありません
今回も急いで書きました。
鮮度は命って言葉を忘れずに、、、
続きも急いで書きます。
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