【103:原作改変の話題から思うこと・前編】
【前置き】
まずこの話題に触れる前に、原作者様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
これを取り上げるのはどうかと思ったので、一度外していました。
最初のお話がネットに登場したときに、話として取り上げたいと思って書き上げた(カクヨム上に待機させていた)のですが、その数日後にあのような出来事が発生してしまい、いったん掲載を見送りました。
その後加筆修正を行ったものを今回掲載いたします。
それを踏まえたうえで読んでいただけるとありがたいです。
* * *
今年(2024年)の2月、原作を改変したテレビ作品のことが話題になっていました。私はその作品を見ていませんので、何もわかりません。ですので、憶測などはいたしません。
あくまでも小説からのコミカライズ化・アニメ化などを考えた点について、私見を書きたいと思います。
カクヨムだけではなく、様々なWEB投稿サイト発の作品が世に出ていますが、そこから更に派生して、コミカライズやアニメ化などへの展開が続くこともあります。私もそうやって派生したコミックを読むことや、アニメを見ることがあります。
ただ原作小説を読んでいないことの方が多いので、実際はなぞるようにある程度ぶれずに踏襲しているのか、それともだいぶ変更がかかっているのかは、あまりわかりません。
稀に原作小説を購入して読んだり、アマゾンなどで試し読みに目を通すなりすると、意外と違うことに気づかされます。
試し読みなど短いものですが、それでも大きく違うと感じることがありました。つまり最初から改変されているということでもあります。
作者さんによって、改変に対して好意的なかたもおられれば、反意的なかたもおられます。それぞれの意見があって当然のことですし、自分の作品を誰かが扱うことに対して、原作者にしかわからない思いがあることも理解しています。
アニメ化に際して改変することで面白くなることもあれば、その逆もあるはずです。実際、自分が触れた作品の中には、どちらもありました。
視聴者の目線で考えると、改変がどちらに転ぶのか、どっちをとってもそれなりにリスクがあるものだろうと考えます。
余談ですが昭和時代のアニメ(1980年代)では、原作コミックになかった突拍子もない展開が割り込んでいて、それはそれで面白かったです。さらに言えば毎回制作会社が変わって、キャラのテイストが全く異なるなどということも(つっこみどころが多くて、別の意味で楽しめる)。
幅広い意味で寛容だったというか、何でもありというか、面白ければそれでよかったのでしょう。
長くなったので、次回に続きます(明日、更新します)。
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