最近のカクヨムで感じたことのデタラメな考察

【９８：前世は極悪人、現世は善人の物語は？】

　以前ほどではないのか、それとも相変わらずかは知りませんが、異世界転生はテーマの一つとして確立されています。

　その中で思うのですが、前世は極悪人、転生後はとんでもなく善人というキャラ設定はないのでしょうかね。あるかも知れませんが、描くのは難しいんじゃないかな～とも。

　極悪人が罪を償うために、善行を行うなんてことですと、どことなく仏教的な話に感じてしまいます。宗教的な部分をまじえないと、しょぼいだけの異世界転生になってしまうのではないでしょうか。

　それこそ苦行の耐える神官の冒険みたいな展開とか、最後は自分が生贄になって世界を救うとか、そんな大きな物語くらいを考えてしまいます。

　悪行を悔いるというのは、私たちの世界でも中々簡単なことではありません。更生施設に入ったところで、出所後はまた同じことを繰り返してしまうことだってあるわけです。それくらい人格を改めるのって、大変なことだろうと思います。

　それこそ脳みそを改造して（禁断の手術なんてものは昔あったようですけど）・・・なんてこと、SFみたいなことがいつか起こるのかも知れません

　善人は善人に転生。せいぜい性別が変わるくらいでしょうか。

　この性別が変わるのが増えたようにも思うのですが、やっぱり男性からすれば女性の身体、女性からすれば男性の身体って、どうなんだろうって神秘的になるんだと思いますよ。色々と感性の面で、わからない部分とかがありますからね。実際、男女でどんな感じ方の違いが表れるのか・・・とか。

　まあ、この話は真面目に話さないとエロいだけになっちゃうので、ここは書きませんけど。

　ともあれ、難しいテーマかも知れませんが、転生物を書くならば人格面での変化を描くような作品が出てこないものかと思います。