【71:自分の頭で考えて、判断を下せているか?】
書いていたら、次々と話したいことが見つかって、取り敢えずいったん今回でこの流れを切りたいと思います。
これも仕事が暇なとき、こっそり覗いたネットニュースで見かけたんですけれど、『自分の頭で考えて、判断を下せない』という文言を、ビジネス記事の中に見つけました。
『何じゃこれ?』ってことで読んでいきますと、日本の街に溢れる過剰なアナウンスについて、論説がなされていました。
案内や注意に関する内容ですけれど、言われてみれば確かに多い。
聞き流しているつもりでも、どこか頭の中に入り込んでいます。
いつの間にかアナウンスに導かれるような社会になり、自分も右に倣えになってしまったかもと、そんなことを感じました。
さて長い前置きとなりましたが、このこと、今のラノベにも言えるのではないでしょうか?
つまりは前回までの話と同じく、『異世界転生(転移)』、『無双キャラ』、『悪役令嬢』、『ハーレム』など、他にも色々人気のある傾向があるはずですが、それらも全て、一種のアナウンスだと思います。
それに従い、特にこうしたWEB投稿サイトですと、みんなこぞって似た傾向のものを執筆します。
だとすると、正に自分の頭で考えて、判断を下せなくなっている状態なのではないか?
そんなふうに結び付けてしまいました。
個人的にその傾向の作品は多すぎると思いますけれど、別に否定も肯定もしません。
客観的に感じた意見を書いているだけに過ぎません。
その傾向の作品、書きたければ書けばいいし、読みたければ読めばいい。
そもそも作品の価値を決めるのは読者なのですから、読者が認めればそれでいいと思います。
それに自分だって、僅かですがそうした作品にも触れていますし、面白いと感じているから、視聴したり、読んだりしているわけです。
つまらなかったら、一切触れていません。
時々思うことがあるのですが、自分としては書く可能性は少ないものの、そうした傾向の作品を考えて書いてみれば、もっと読まれるものだろうかと。
試してみたい気持ちはありますけれど、時間はありませんね。
ただ書くのであれば、ポジティブに書かれることの多い異世界転生や転移について、ネガティブに書かれる作品が良いです。
最初から最後まで、そうした状況を受け入れられない主人公がいてもおかしくないですから、そうした作品を書きたいです。
まあ、今の能力では、『小説家になろう』で公開している『魔族さんたちのニッチな話』が限界です。
下手くそでも楽しんで書けるなら、今はそれで幸せですよ。
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