【61:『小説家になろう』との格差】
思い付きで、去年(2022年)の5月からよそ様サイト『小説家になろう』も利用しています。読んでもらいたい作品の殆どは、そっちをメインに流しています。並行掲載しているものもありますが、むしろ最近では『カクヨム』の方がオマケみたいになってきました。
そちらを利用するようになった頃、その少し前から『カクヨム』に対しての興味がかなり薄れていて、引っ越し先を探していたのです。
その結果がこちらであり、俗に言う『なろう系』とか、サイトの知名度にあやかるつもりはありませんでした。複数のサイトを調べ、比べた結果、たまたまそうなっただけのことでした。
ユーザー数だけ見ると、随分と差が生まれています。あちらさんは『カクヨム』の2.5倍程度に登っています(2023年春現在)。
読み専さんもいるでしょうけれど、そうした方々も合わせて、人が集まるのはそれに見合った理由があるのだろうと考えています。
両者を見るに、一番の違いは『反応』です。
『カクヨム』は新規に投稿しても、埋もれてしまうことも多いのではないでしょうか? そんな思いをしている作家さんは、私だけではないはずです。
一方『小説家になろう』は、取り敢えず投稿すれば、少なくとも延べ数十人程度のPV反応は見られます。ブックマークされるか、評価が得られるか、ランキングに入れるかは別の話として、『カクヨム』に比べれば随分と景気が良い反応なんですよ。
結局、これに尽きると思うのです。プロ・アマ及びキャリア問わず、作家さんとしては、自分が書いた何らかの作品が人の目に触れること、感想は無くても読まれることが一番なのです。評価は二の次です。
どんなに下手くそでも、どんなに無名でも、どんなにつまらない作品でも、取り敢えず目を通してくれる読者さんが存在するということ。それだけでモチベーションが上がります。
ですが『カクヨム』にはそこまでの流れが無いのです。立ち上がり当初は盛り上がりもあって、それなりに読まれる流れはありましたが、7年が過ぎた現在(2023年)、言うなれば『勝ち組』と『負け組』に分かれてしまったなとも感じます。
これが両サイトの間に差を生みだす一番の要因だと思います。
『小説家になろう』については、人それぞれの考え方がありますし、中には批判的な意見もあるようです。
でも、少なくとも読んでくれる人がどこかに必ずいる。ならばそちらに集まってくるのは至極当然のことではないでしょうか。
私だって読んでくれる人たちが多い方を優先して載せていきますよ。
今、私の『カクヨム』での活動はだいぶ縮小しています。今後もあまり増えることはありませんし、特に何か期待をしていることもありません。
ですがそんな中、何故かこの『最近のカクヨム~』だけが滅茶苦茶読まれているのは、極めて異例のこと。連載を始めるに辺り、実は一切期待していなくて、しばらく好き勝手に書いて、辛口なことも、ドンドンと載せていこうと。
そして手持ちのストック(当時は15回も無かったはず)が尽きたら、さっさとドロン。そんな予定だったのです。
でもこうして書いてみると、案外同じようなことを思っている人たちが多かったのかなあと。
今だから言えることですけれど、この話だけでもみなさまが読んでくれているお陰で、私はここに踏みとどまれています。どうもありがとうございます。
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