【50:ライトノベルの完結明瞭な表現スタイルは将来役立つ・・・かも?】

 自信はありませんけれど、ライトノベルで使われている表現スタイルは、将来役に立つかも知れません。

 

 社会人になって世の中に出た時、電子であろうが紙であろうが、文章を読み書きする機会は多く、また口頭で説明することもとても多くなります。むしろそんな機会だらけです。


 さすがにビジネスメールや重要書類はきちんと書かないとアウトですけれど、概要説明で使う資料(例えばパワポ)などは、要点だけを完結にまとめた表現力が求められます。更に口頭での説明が加わりますが、ここでもわかりやすい説明が求められます。


 わかりやすい説明で周囲が理解した状態で、その上の詳細説明に持って行かないと、結局誰も理解してくれませんし、こうした機会そのものが無意味になってしまいます。これは社内でも社外(素人のお客さんに対しても)でも何ら変わりません。


 こうした場面で、ライトノベルで培ったわかりやすい説明や表現技法が、ひょっとしたら役立つことになるんじゃないかなと思いました。更に広げれば、コミックやアニメでの台詞なども該当します。

 もちろんそのまんまの表現で説明がなりたつわけではありませんし、説明を聞いてくれるかたがたに対して失礼になってしまいますから、そこはあくまでも仕事用にアレンジしなければなりません。難しい理屈を並べたところで、相手に嫌われるだけですから、自分自身の表現能力が試されるところです。


 これは自分の仕事上の経験からなんですが、やはり読んだり書いたりする機会が少ない人の説明って、何を言いたいのか伝ってこないことがあるのです。それが上司とかだと厄介なんですけどね。こっちの理解力不足で、自分の説明力不足を認めませんから(そういう上司は社内が崩壊する。まあ、余談だけど)。

 未だに何を言いたかったんだ? って思うのは幾つかありますよ。


 今の時代はWEB投稿サイトが出来たことで、昔に比べると執筆の敷居もとても低くなりました。もはや誰でもプロアマ問わず作家になれる時代です。それこそ軽い気持ちで書いて発表できるようになりました。

 例え国語の授業で作文や読書は苦手でも、こうしたかたちでの作文や読書であれば、楽しく取り組むことが出来るのではないでしょうか?

 社会に出て苦労するくらいなら、若いうちに趣味の形でもいいから、こうした場を利用して表現能力を磨いて欲しいと思います。

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