【番外編 その8:自分が活動しやすい場所を見つけること】
私が始めた時代、素人が個人で活動するのには限界がありました。
ましてや高校生になったばかりですから、こうした活動に関して、右も左もわかりません。
高校には確か文芸部があったと思いますけれど、その門戸を叩く勇気もありませんでしたし、まだまだガチの『文芸』でした。
立ち上がり始めた冒険ファンタジー小説は無名か、低く見られている時代でしたので、自室で黙々とノートに書き残す日々でしたっけ。
現在は簡単にWEB投稿サイトを見つけることが可能ですし、文芸に限らず、イラストや音楽でもアマチュアが活動できる場が用意されています。
殆どの人たちはどこかしらのサイトに登録(少なくなったがブログや自作HPも含む)して、そこを拠点として活動しているかと思われます。
今の時代はそれが定石です。
むしろそうした経路をたどらず、コンテストや同人誌活動のみの活動の方が珍しいのではないでしょうか。
プロ作家さんが複数のメディアに連載を抱えるように、投稿サイトも複数の拠点を持つことも可能です。
でも執筆に慣れていない間は、どこか自分が活動しやすいサイト、一つで十分です。
あっちもこっちも面倒を見るのが、それこそ面倒くさくなります。
仕事と同じでまずは自分の出来ることを確実に。
同じ作品を同時掲載することも可能ですけれど、必ずしも両方で人気が出るわけではありませんし、片方だけで人気が出ることもあります。
だからサイトの特徴や読者の傾向をある程度考えて、それに合わせて掲載する方が無難度と思いますし、心が折れることもないでしょう。
やっぱり、誰かに読まれてこその執筆ですからね。
このくらいは頭を使って考えましょう。
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