【番外編 その7:流されず、自分らしく好きに書こう!】

 影響を受けるのは良いと思います。

 何事を始めるにも、影響を受けて始めるわけですし、当初はその影響が色濃く出てしまうのは珍しいことではありません。

 文章にしても、音楽にしても、「これって、アレだよね?」とつっこみたくなるプロの作品もあったりしますけど、そこは見て見ぬふりをしています。

 

 ただ流されないで欲しいというのは、常に感じるところです。

 流されてしまうと、自分が何を書きたかったのか、本質を見失う恐れがあるからです。

 結局、他人の産物の中から自分が美味しいと思うところだけを抜き出して、あたかも別の物を生み出したような錯覚しか残りません。

 

 完全なオリジナリティを発揮する作品は、これから先はほぼ不可能でしょう。

 絶版も含めれば、黎明期から現在まで無数の作品が生まれているわけですし、そうした作品を読んできたわけですから、その情報は必ず頭に焼き付けられています。

 アウトプットする時点で、何かの要素は入り込みますし、それをいかに自分ふうにアレンジして表現するか。

 そうやって、自分らしく好きなことを書いていくものなんじゃないかなって思います。

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