【38:作品にイラスト・写真がアップできないことの私見】
近況報告にはイラストや写真などアップできるようになりましたが、作品本体には相変わらずアップできません。
不満を感じるユーザーもいるとは思いますが、企業の対応としては無難な措置だろうと考えます。
確かに自分が書いた文章に、イラストや写真が載せられれば、少なからず色がつきます。
ですがカクヨムは「書く」と「読む」が大前提ですので、無用と言えばそれまででしょう。
ただやはり何がアップされるかわかりませんし、中には著作権法の違反に当たるイラストや写真がアップされる恐れもあるかと思います(もちろん近況ノートに違反に当たるものをアップしてはならないことは当然です)。
面倒な話に巻き込まれないようにと、事前に回避しているのが本音ではないでしょうか。
違法・合法に限らずイラストや写真につられて読者数が増えるかも知れませんが、それがそのまま純粋な作品の評価につながるかどうかはわかりません。
場合によっては、作者の視点ではイラストや写真を掲載すること、また読者の視点ではそれらを楽しむことが目的となり、本来の趣旨から大きく外れてしまう恐れも考えられます。
当然リワードやランキングにも影響が出てくるでしょう。
そうなってくると、何のための投稿サイトかわからなくなってしまいます。
実際に今年(2022年)、よそ様の投稿サイトで著作権法違反に当たるアップが行われており、ニュースにもなりました。
しかも多くの小中学生たちが行っていたようですから、余計に厄介なわけです。
法的な知識もなく、恐らく何が悪いのか理解できていないままだったのでしょう。
もちろんサイトの規約には事細かく説明が書かれていると思いますが、それらを読み、理解できるものとも思えません。
自分だってカクヨムの規約を細かく覚えているわけではありませんが、少なくとも常識的なこと、良識的なこと、違法になることを考え、それらをきちんと守れば抵触することはありません。
一度でも目を通しておけば、何か問題が起きた時、見直す発想は出来るので、それで十分だと思っています。
ユーザーが何か法に触れることを行った場合、運営側として「一切責任がありません。無関係です。当事者と警察でお願いします」で収まらないのが現実ではないでしょうか?
ことが大きくなれば必ず捜査協力として調査は入るでしょうし、裁判まで進んでしまえば、参考人としての出廷もありえるわけです。
要はけじめがつくまで付きあわなければならず、正直、面倒くさいことになってしまうのです。
それならば最初から芽を潰しておくのが無難であり、企業としては当たり前の措置だと考えます。
コンプライアンスという言葉を社会に出れば頻繁に耳にすることになります。
日本語では法令遵守(四字熟語のテストで出るかも知れませんよ?)と呼び、決められた法律をきちんと守ることを意味しています。
WEB投稿サイトとは言っても、守るべきものは守らなければなりません。
その上で楽しめるサイトになって欲しいものと思います。
最後に追記しますが、規約にしてもここだけは覚えておいて欲しい箇所を、図示またはイラストなどでわかりやすく説明するページを作るべきではないでしょうか?
要は絵解きでわかりやすくです。
それこそ異世界のキャラでも出して、マンガで分かるようにしても良いかと思います。
わかりやすく説明するのも企業側の重要な責任です。
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