【32:登録者数が伸び悩んでいるのか?】
今年(2022年)、カクヨムの登録者数が90万人を突破したと発表がありました。
それだけで凄いことと思いますし、書き手・読み手に限らず、今の時代はWEB小説に興味を持っている方々が、とてもたくさんおられるということがわかります。
そのさなか、『友達紹介キャンペーン』が実施されました(現在は終了)。
こんな勧誘目的のキャンペーンは初めてだと思いますが、ひょっとしたら当初の目標よりもずっと少ない登録者数なのかも知れません。
ライバルサイトの登録者数に比べると、まだまだ水をあけられているものと思います。
募集内容を確認する限り、新たな書き手を求めていることは明白。
裏を返せば求める書き手人材不足。
登録者数90万人以上の中に、どれほど求める金の卵が存在するのかと考えれば、実は限りなくゼロに近いのだろうと思います。
大物候補を見つけ出せたら、ほぼ奇跡のような出来事なのでしょう。
ただ私が思うに、そもそも根本的な問題として、カクヨムは誰もが読まれやすい仕組みになっていないのではないでしょうか?
そのために埋もれてしまっている作品も、相当数あるように思います。
だとすれば、書き手のモチベーションなど上がるわけもなく、必然的に読まれやすい仕組みのサイトに流れるのは当然のこと。
私は『小説家になろう』の方にも登録して、カクヨムに載せていない作品も色々と載せていますが、それらのうち幾つかは、カクヨムであまり読まれなかったもの。
加筆修正を行っているものの、更新のたびに少なくとも数十PVはいきますし、例え一見さんであったとしても、一応読まれていることがわかれば、モチベーションも違います。
PVがゼロや一桁に比べれば、やはりそちらの方が遥かに良いのです。
あちらは作家サイドと読者サイドにすみわけがされています。なので読み専ガチ勢ユーザーも、かなりの数がいるのではないでしょうか?
仮にランキング外であっても、それなりに読まれます。
私の作品でさえ、多いときは100PVを超え、200PVに近付くこともあります。
大した人気もない(意外とブックマークも、評価も、いいねもあまりないのです)のにこれだけですよ。
ここがカクヨムとの大きな違いであり、登録者数が伸びきっていない一因でもあると考えています。
もしランキング外であったとしても、それなりにPVが得られる仕組みになっていれば、カクヨムでも活動をしようと考えるWEB作家さんたちも増えるのではないでしょうか?
少しでも★を得て、一番下でもランキングに入らない限り、殆ど目に触れることはありません。
ずっと泥の中で眠っている種と同じで、これではいつまで経っても発芽しないどころか、そのまま腐ってしまいます。
やはり作家という『生き物』は、プロアマ関係なく、読まれてナンボなんですよ。
こうした仕組みの改善は簡単には行かないと思います。
でもそれを考え、実行するのがカクヨムであり、KADOKAWAの底力だと信じています。
特定の作家、特定の作品だけが潤う場ではなく、プロアマ問わず、作品の出来栄えに限らず、誰もが意欲的に活動でき、誰もが楽しめる投稿WEBサイトになるよう、心から願っています。
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