【18:今のままだと、やがて限界が来る恐れも?】

 現在はこうしたWEBサイトも増え、およそ盛り上がっているようですけど、中には短期間で撤退してしまったようなサイトもありました。

 だから開設すれば全てが大成功するわけではないのでしょう。

 それに後発のサイトは、何か他とは違う特徴がなければ、ユーザーを集めることは出来ません。

 カクヨムも後発サイトでしたけれど、やはり何よりもKADOKAWAのブランド力は最強のカードです。

 他に何もいりません。

 そしてそのブランド力にあぐらをかくことなく、邁進を続けています。


 ですが留まる見通しが立たない物価上昇の世の中を考えますと、投稿サイトとは言え、やがて無償サービスも限界が来るのではないかと危惧します。

 システムを維持するためのメンテナンス費用は確実に増えていきます。 

 設備がどのようなものかは細かくわかりませんが、何年かに一度、更新しなければなりません。

 ガチでぶっ壊れる前に更新するのが基本です。

 その際には機器代や工事費なども発生します。


 こんな不安定な世界情勢が続けば、カクヨムの大きな収入源となっているスポンサー広告から、撤退する企業も出てくるかも知れません。

 企業がコストを削るところと言えば、まずはそうしたところからなのです。

 そうなれリワードの換金ラインがまた変動したり、1,000ポイントで500円分のギフト券などと、換金レートも変わってくることもありえます。

 無償・無料のサービスは、常にこうしたリスクをはらんでいると考えます。


 カクヨムはKADOKAWA社という大きな後ろ盾がありますし、新人発掘の場として大きく機能しているので、潰れることはないかと思います。

 ですがいつまでも今の関係が続くのかは、誰にもわかりません。

 やはりどこかで運営方法を根本的に見直すべき時が来るんじゃないかと、そんなことを感じています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る