【17:いつまでも無料・無償のサービスでいいのかという疑問】

 ただ最近思うのは、いつまでも無料・無償のサービスのままでいいのかということ。

 無償で提供、無料で使用。

 それが当たり前で、お金を払うなんてもってのほか。

 そのような風潮がユーザーの中に徐々に広がっているようにも感じています。


 加えて運営に関するシステムについて、カクヨムが立ち上がった際、嵐のような『貴重なご意見』が飛び交いましたね。

 多分、無償提供されるサービスは、どんなことが前提となっているのか、何も知らない人たちが騒いでいたのでしょうけど。


 最初は『スタートを切るために最低限必要な装備』しかありませんし、『システムを運用しながら改善していくもの』なのです。

 つまりそうした仕組みを知らない人たちが、好き勝手に騒いでいただけだったんじゃないかなと思っています。

 そもそも無料で使わせていただいている側が、偉そうな立場だなんて、失礼極まりないですね。

 そこ、勘違いしているなと当時は思いました。


 やはりそんなことが続いてしまうと、ある程度お互いのバランスを考える必要が出てくるのではないでしょうか?

 本来なら年会費などの実費負担が存在する方が、正解なのだと感じています。

 ただしそうしてしまうと、特に未成年を中心として、使用が難しくなってしまいますから、それは行わないでしょう。


 無償提供の理由の一つとしては、書き手も読み手もこの若い世代をターゲットにしているからです。

 カクヨムだって、若い作家の発掘と、そこからの大ヒットを期待しているのでしょうから、言わば先行投資のようなものなのです。

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