【10:手のひらの上で、うまく踊れるかどうか】
一方でデビュー予定の作家さんの方は、みんな個人事業主。
一仕事幾らで動く請負業者さんなのです。
そして立場としては、圧倒的に弱い位置にいます。
そのことをまずはきちんと理解して、素直に受け入れなければなりません。
悪い言い方をしますが、デビューする作家さんたちは、これから出版社の手のひらの上で踊らされることになります。
少し時間を戻せば、出版社側は自分たちの手のひらでうまく踊ってくれる、若くて扱いやすい作家さんの卵を、日々探しているのです。
つまり、うまく踊れそうなものがデビューできると言っても過言ではないと思います。
卑怯と思われるかも知れませんが、これはおかしなことではありません。
どの企業であっても、何らかの人材を外部から活用する場合(請負業者や派遣社員など)、自社にフィットしない人材は残念ながら戦力外です。
人件費は損得勘定に含まれますから、ここはシビアに考えるのです(ただ役に立たない社員も少なからず存在する)。
出版社が手に入れたいのは、「金」を生み出す作家の卵。
ゴールドではなく、マネーです。
無償で作品発表の場を提供しているのですから、それくらい欲のあるリターンを求めるのは当然のことなのです。
なのでプロを目指す作家さんたちは、最初から「儲け」を考えながら活動するべきです。
それこそ自分が出版社を儲けさせてやるんだと、それくらいの強い気持ちを持つぐらいがちょうどいいのかも知れません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます