【9:若い人たちは、その出版社が望む仕様に育てやすい】
またより若い人たちをデビューさせたい理由として、自分なりに考えてみたのですが、単純に扱いやすさがあるかと思います。
特に世の中を知らない若い人ほど、無垢で純真である一方、無知で従順だからです。
右も左もわからない世界に飛び込むわけですし、デビューしたくてここまできたのですから、ここから先は相手にお任せするしかありません。
即ち素直に従うということであり、悪く言えば、扱いやすいカモに見られる立場なのです。
デビューさせる側から見て、特に担当者と同年代であったり、更には年上であったりすると、扱いづらいかと思います。
これは出版に限らず、会社組織においても同じことで、自分と同年代や年上の部下が出来ると、正直扱いづらいこともあります。
だいたい中途採用になりますから、既に余計な価値観が付随しているからです。
この価値観が面倒くさいもので、仕事の妨げになることもあるのです。
なのである程度年下で年齢差があってくれた方が、動かしやすいし、その会社仕様に育てやすくなります。
同じことがプロの作家デビューにおいても言えるのではないでしょうか?
何故ならば、あくまでもこれはKADOKAWA社のビジネスだからです。
大企業の一つなのですから、様々な思惑があって然りだろうと考えます。
デビューさせる作家さんを通じて、会社に多くの利益をもたらすこと、つまりはたくさん儲けることが何よりも最優先なのです。
その視点で見ると、いかに自分たちのやりやすい方向へ持っていくか、またより多くの利益を生み出せるかが、大きなポイントになります。
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