【5:プロになりたいなら、その傾向の流れにのるべき】
前回も少し書きましたが、読者受けしやすい傾向の作品を手がけるのは、プロを目指す上でマストです。
その流れに乗るのが絶対条件。
つまり、長い物には巻かれろ的な考え方なのです。
ライトノベルのプロ作家になりたいのなら、変なこだわりは捨てて、まずは流れに従うのがベストだと思います。
例えどんなに優秀な文章力、物語の展開力があったとしても、時代に合わなければそれまでです。
私が90年代に読んでいたような冒険ファンタジー小説家さんたちであっても、もしも今、カクヨムや他のWEBサイト上であの時代と同じ構想で作品を発表したら、非常に苦戦するかも知れません。
素人の私が言うのも失礼なことですが、現在のライトノベルに比べると、文章力が高いため、出来が良すぎてしまうのです。
逆に言えば、それを読みこなす力を持つ読者が少なく、かえって疲れてしまうのではと。
それくらいこの30年の間に、読まれる作品の傾向が変わってしまったと感じています。
読まれる作品とは、読んでいてストレスを感じない作品だと考えます。
難しい表現や、こまごま、ながながと書きつづる文章ではなく、伝わりやすい簡単な書き方であるべきです。
それこそ児童向けの書き方です。
それでも足りない分は、読み手さんがちゃんと脳内イメージで補ってくれます。
あとは物語の象徴となる主人公が、魅力的であること。
イコール、その作品そのものと読み手が感じられるくらいの色合いが必要だと思います。
ただお断りしておきますが、誰にでもわかりやすい簡単な書き方は、とても難しいということ。
簡単に説明することの難しさと同じことなのです。
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