千羽美里サイド 家出
多分お父様は私達と中島の関係を適当に選別している。
つまり.....私が誰と婚約しようがお構い無し、だ。
それが、ビジネス、だから。
だから私はこの家が嫌いになる。
助けてほしいって思う。
私は思いながら目の前の達也を見る。
達也は真実を知ってから.....静かに怒っている。
ゆずはちゃんも怒っていた。
「.....意味が分からないな。.....それは」
「.....だね。お兄ちゃん」
私の為に静かに怒る2人。
今私は.....用事があるという事で家出している。
大量の生活品を持って.....だ。
達也に助けを求めている。
後は達也の許可とご両親の許可さえあれば。
この家に逃げる事が出来るぐらいだ。
達也に助けてほしい。
思いながら私は達也を見る。
「達也。今だけで良い。泊めてくれない?」
「.....分かった。良いけど.....うちの親が認識するか、だな」
「そうだね。.....でもまあ放任主義だから大丈夫と思うけどね」
「まあそれは確かにな」
そんな感じで話していて私に向いてくる達也。
それから笑みを浮かべて、大丈夫。この家に居たらいい、と話した。
私は涙を滲ませながら、有難う。達也、と言う。
マズイ.....下半身が疼く。
「.....ただしエッチなのは禁止な」
「.....ふぇ?」
「美里。お主はエッチすぎる。.....だからエッチなのは禁止」
「そ、そんな.....」
もうパンツもビショビショなのに。
何の話?!、という感じで達也に向くゆずはちゃん。
真っ赤になっている。
ああ大人の話だ、と答える達也。
私は性欲をグッと堪えながらも耐える。
何故なら追い出されては敵わないので、だ。
「美里。お主はエロすぎるんだよとにかく」
「.....私は達也と子作りしたいだけだし」
「何を言ってんだ!!!!?」
ゆずはちゃんは恥ずかしさ故かモジモジする。
そんなゆずはちゃんに達也は、席を外してくれ、と説得する。
すると、う、うん、とゆずはちゃんは席を外した。
それから私に向いてくる達也。
「.....」
「.....」
「.....全く」
「.....だって.....私だって女の子だよ?.....それぐらいあるよね」
ねぇよ!?、と言われる私。
私だって思春期の女の子だし。
そりゃオ○ニーもする。
だからエッチなんだと思う。
かなり、だ。
「.....達也。.....その。.....お礼が.....」
「お金で良いから。そういうの。性はいらないぞ」
「.....グゥ.....」
「主。エロすぎ」
今だって下半身が真面目に疼いている。
このままだと本当に押し倒しそうなぐらいに。
シミが出来そうだ。
今座っている場所に、だ。
困ったものだ。
「.....何でお前は性欲が強いんだ?」
「.....それは多分頭を打ったからじゃないかな?」
「それでか.....」
「.....だからもし貴方がここでおち○ちんを出せばフェ○もしてあげるし」
「出さないけどな。この痴女め」
そう言いながらも赤くなっている。
耐えているんだろうな、って思うけど。
私は耐える。
そしてグチュッと鳴る股間を動かしながら、トイレ借りて良い?、と言う。
ああ、と言いながら達也は指差す。
「.....とにかくお前のエロは俺は受け入れられない」
「.....はーい......」
達也はそう怒りながら言う。
私は少しだけガッカリしながらも歩く。
それからトイレを借りた。
下着を交換する。
☆
「達也。お風呂空いたよ」
「.....ああ。有難うな」
「.....でも本当に有難うね。今日の事」
「気にすんな。.....大丈夫だから」
それから私は達也の目の前に座る。
今日のパジャマはお気に入りのパジャマ。
達也に少しだけでも見てもらいたいから、だ。
すると達也は私を見ながら頬を掻いた。
「.....可愛いな。お前のパジャマ」
「そうでしょ。お気に入りなの。少しだけ子供っぽいけど」
「.....いや。良いんじゃないか?個性があって」
「.....そう言ってくれるんだね。.....有難うね」
それから達也は立ち上がってから台所に居るゆずはちゃんに声を掛けてから。
お風呂に入って行く。
私はその姿を見送ってから。
そのまま美幸とミーシャにメッセージを送る。
大丈夫?、と。
(はい。お姉様。今の所は)
(ワタシも中島を監視はしていますが大丈夫そうです)
2人はそう返事をくれた。
私は一時的だが安心しながら天井を見上げる。
どうなっていくのか分かったもんじゃない。
だけど.....中島にいつかは。
お父様に抗わないといけない。
その時が来たら私はー。
真面目な幼馴染が交通事故に遭い変態な事になりました。割と真面目に助けて下さい。(進化形) アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
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