第47話 後日談 君と歩む道 7


「ヴェント。アウィスとグランツ、いつ来るって?」

 俺は必要な皿やグラスを用意しながら、キッチンに立って忙しそうに動き回るヴェントを振り返る。

 ヴェントはまとめ切れなかった前髪を、鬱陶し気にかきあげながら、手元の鍋の中をかき混ぜていた。

「アウィスは昼過ぎ、グランツは夕方だって言ってたな。ブリエは早めに来るって言ってたが…」

 考え込む様にしながらも、手は止めずに答える。

 今日は夕食に、グランツとアウィス、ブリエを招いていた。

 なかなか時間を作れずにいたのだが、ようやく余裕が出来て今日、訪れることになったのだ。

 完全なプライベートと言うことで、警護もつかない。まあ、三人共、警護など必要ないのだが。

「ブリエは手伝うって言ってたもんな? 料理も一品持ってくるって」

 と、玄関の呼び鈴が鳴った。急いで出迎えに行く。

 玄関ドアを開けると、大きな包を手にしたブリエが立っていた。

「お招き、ありがとうございます。ソアレ様」

「ようこそ。ブリエ」

 と、その背後から、カルドが顔を出す。

「こんにちは! ソアレ」

「お前、来られないって…。フォンセは?」

 するとカルドは肩をすくめて見せ。

「行って来いって。自分のせいで俺が来られないって文句を言われたくないってさ。素直にいってらっしゃいって言えばいいのにさ。ま、フォンセらしいよ」

「そっか…。フォンセ、本当は誘っても良かったけど、皆が賛成って訳じゃないしな…」

「フォンセの為にもそれで良いと思います。お互い居心地が悪くなりますから。これを──」

 そう言ってブリエが手に抱えていた包を渡してくる。ズシリとした重みと、フワリと香ばしい香り。底にはまだ温もりがあった。

「祖母のレシピで作ったミートパイです。これだけは失敗なしなので」

「ありがとう。ブリエ。二人共、中に入って。今、飲み物用意するから」

「私は後で。先にヴェントを手伝って来ます」

「分かった。ありがとな」

 いいえと頬を僅かに染めたブリエは足早にキッチンへと向かう。

 ブリエはずっとソアレを思っていて、一向にパートナーを作る気配がないのだと、グランツが以前にボヤいていたのを思いだす。

 俺がヴェントとそれなりの関係になっているのは知っているはずだが、そこは変わらないらしい。

「あ、覚えのある匂い…。兄貴、料理してんだ?」

 カルドが懐かしそうに目を閉じて匂いを嗅ぐ。それを受けて、

「ヴェントさ、意外に料理が出来て、ほんと驚きだよ。今、スープ作ってたな? 色々野菜入ってるやつ。鳥で出汁取ってさ」

「ああ! 懐かしい…。久しぶりだなぁ。と、いけね。これ庭で採れたオレンジとブルーベリーと、マンゴー。あと、これはフォンセから」

 そう言って果物を抱えていない一方の手から差し出したのは、薄い紫の花弁を揺らす花。アイテールだ。

 母の好きだった花。

 何となく、その花の香りとともに父と母が来ているような気がした。

「ありがとう。直ぐに飾る…」

 それを贈ったフォンセの、優しい気持ちも受け取る。

「ソアレ、こっちで手伝ってくれ!」

 キッチンからヴェントの呼ぶ声が聞こえた。

「あ、うん。今行く!」

 キッチンへ向かおうとした俺を、カルドがニヤニヤして見つめる。

「なんだよ?」

 その視線に気づいて立ち止まれば。

「イヤ。なんかさ、いい感じだなぁって思ってさ。すっかり、兄貴のもんって感じが──」

「おい、くちゃべってねぇでお前も手伝え」

 廊下を出た先の貯蔵庫に向かう為に顔を出したヴェントが、そんなカルドに気がついて眉間にシワを寄せる。

「うわっ! 今行く! 行くって!」

 コワイコワイと呟きながら、そそくさとキッチンへ向かう。

 そんなカルドを見送っていると、ポンと背中に大きな手が添えられた。

「お前は少し休んだらどうだ? 朝からずっと動きっぱなしだろ?」

「そういうヴェントだって、ずっと立ちっぱなしだろ? 大丈夫だって。後はセッティングするだけだし」

「そうか?」

 と、ヴェントの視線が、花束を抱えた俺の手元へ向けられる。

「フォンセからか?」

「ん。綺麗だろ? 母さんが好きだった──」

「知ってる」

 ヴェントはそう言うと、引き寄せ額にキスを落としてきた。赤い髪が一房、頬にかかる。

 日に透けると、燃えているかのように輝くその髪を見るのが好きだった。

「…さ、皆が揃うまであとちょっとだ。さっさと片付けちまおう」

「ヴェント」

 俺は戻りかけたヴェントを呼び止めると、くいとその腕を引き、空いた胸元へ抱きつく。

「ソアレ?」

「大好きだ。ヴェント」

 ただ、そう言いたかった。


 俺の何もかも全て受け入れて、包み込んでくれる──。


 ヴェントは笑むと。

「知ってる…。けどな、今、ここでそれは無しだ」

 どうしてだと顔を上げれば。

「ここで抱きたくなる…」

「……っ」

 ひそめた低い声音に、カッと頬を染めれば。

「ちょっとそこ! いい加減、いちゃついて無いで、料理の続き!」

 カルドが一方の手を腰に当てて、もう一方にお玉を持ちリビングから顔を出す。

 ヴェントはため息を吐き出しつつ。

「今行く」

「さっきと逆だな?」

 くすりと笑えば。

「笑ってられんのも今のうちだけだ。…覚悟しとけよ?」

 くいと顎を取られ、唇の端にキスが落とされる。

「んだよ。それっ」

 赤くなった頬で睨みつければ。

「ほら、行くぞ。遅いとカルドに怒鳴られるだけじゃ済まなくなるからな?」

 クシャリと頭を撫でられ、背を抱えられる。触れた大きな手の温もりが心地良かった。


+++


 その後、アウィスがデザートにと、自分たちの部族で良く食べるマドレーヌの様な焼き菓子を手に訪れ、日の暮れた頃、グランツがワイン片手に訪れた。

 一気に賑やかさが増す。

 庭先で行われた食事会も終わり、それぞれ飲み物片手に話に花が咲く。すっかり辺りは夕闇に包まれていた。

 俺はアウィスと共にそんな皆を眺めながら。

「みんな、元気そうで良かった」

「それより君だよ。ソアレ。君こそ、元気になって良かった。一時はどうなることかと。カルドは無理にでも入院させたほうがいいと口にしていたからね? でも、彼のお蔭で元気になった」

 アウィスの視線がグランツと語らうヴェントに向けられる。

「いい選択だったね? 彼でなければここまで回復しなかっただろう」

「アウィスたちにも心配かけてたんだな。済まなかった」

 アウィスは笑うと。

「私は心配していなかったよ。ヴェントは愛情深い男だし…彼もいるしね」

 視線が俺の背後に向けられた。

「アウィス、見えるのか?」

「能力があるものなら多少はね? 姿だけはいつも見えていたよ。少し離れた所でいつも心配そうに君を見ていた。けれどあの時の君に言っても信用しなかっただろうしね」

「アステール、いたんだな…」

「君は皆に愛されてる。それを忘れてはいけないよ? 勿論、私にもね」

 そう言うと、指を伸ばし優しく頬を撫でてきた。少しだけひんやりする指先が、アルコールに火照った頬に心地いい。

「っと、いけない。彼に睨まれちゃったよ」

 チラと視線をヴェントのいる方へ向けたあと、手を引っ込めるでもなく、逆に顔を寄せると額に口づけてきた。

「アウィス?」

「君に幸せを…」

 フワリとした温かな何かが入り込んできた気がした。アウィスは微笑むと。

「幸運のおまじないさ。君に悪いものがつかないように。うわ、ヴェントがこっちに来た。──やあ、ヴェント。飲んでいるかい?」

「いや。俺はカルドを送っていくから飲んでねぇな」

 そう言って、俺の傍らに立つと、肩にストールをかけてきた。潮風が少し強くなってきている。

「そろそろお開きかな? 明日も早いんだ。彼がね」

 アウィスはグランツに目を向けた。その傍らにはカルドとブリエが座って何か話している。

「グランツ、そろそろ帰る時間だ。表に車が来ている」

「もう、そんな時間か? ──ソアレ」

 アウィスの声にグランツは立ち上がってこちらに向かってくる。

 したたかに飲んではいるが、彼にすればこれくらい水を飲むのと同じ程度だろう。

「今日は楽しかった。お前とも久しぶりに話せたしな。それに、元気になった。それが一番嬉しい。レーゲン様も、エストレア様も。それに、アステールも喜んでいるだろう」

「心配かけてすまなかった」

 グランツはポンと俺の頭に手を置くと。

「もう、お前の事は心配していない。後はヴェントを頼りに、幸せにな?」

「…なんか、照れくさいな」

「レーゲンも同じことを言っただろう。代わりだ。じゃあな。また折を見てこっちにも遊びに来てくれ」

 そういうと、肩を引き寄せしっかりと抱きしめ、その耳元で。

「レーゲン様の後を継いでいなくとも、俺にとって王はお前だ。いつまでもな」

「グランツ…」

 そうして腕の中から俺を解放すると、

「それじゃあ、な。ヴェント、ソアレを頼んだぞ」

「ああ」

 それを引き取る様に、ヴェントが両肩に手を置いた。

 それぞれに挨拶を交わした後、グランツとアウィス、ブリエは帰って行った。

「俺もそろそろ…。兄貴、送ってくれるんだ?」

「飲んでねぇからな。ソアレ、お前も来い」

「俺も?」

「ああ。片づけは後でいい。大して残ってねぇしな」

 そうなのだ。タイミングを見ながら、ブリエやカルドも借り出しつつ、食べ終わった食器を端から洗っていたため、たいして洗物は残っていなかった。

「ソアレ、送ってよ。ね?」

「ん。じゃあ」

 カルドにも促され、俺はカルドを送るため、一緒に車へと乗り込んだ。


+++


 月明かりに、室内が青く照らし出されていた。

 フォンセは自室のベッドの上で、開け放たれたカーテンの向こうに見える夜空を眺める。星は余り見えない。月が出ているせいだろう。


 もうそろそろ、宴は終わりを告げる頃だろうか。


 カルドは出かけることを渋っていたが、フォンセは強く行くことを勧めた。

 忙しい彼らが揃うのは珍しい。せっかく出来た機会なのだから、遠慮することなく行って来ればいいと言ったのだ。

 代わりにアイテ―ルの花を託した。

 あれはここの温室で育てたものだ。唯一、優しい時間を思い起こさせる花。

 あの頃が一番、幸せだったのではないかと思う。エストレアを愛し、いつか自分がその傍らに立つことを夢見ていた少年の頃。

 そのうち、彼女は目の前から姿を消し、遠い所へ行ってしまった。落胆の日々だったそこへ、ソアレが現れ。

 成長した姿に、ひと見て惹かれた。

 エストレアが帰って来たのだと思った。いつしか、エストレアより彼を思う気持ちが強くなり。そして、過去を知った。

 もし、この過去の記憶がなければ、ここまで自分は堕ちてはいなかったのではとも思ったが。


 過ぎたことだな──。


 振り返った所で、過去を取り戻せるわけではない。


 もっと、違う出会いであったなら、ソアレは今も僕の傍らで笑んでいてくれただろうか──。


 以前、額に落とされたキスを思い起こす。

 自分の行いを知って尚、ソアレは自分を拒否しなかった。それだけでも喜ぶべきことだろう。


 あのキスには、許しの意味も含まれていた。


 今もソアレを心から愛している。

 ただの執着ではなく、過去にとらわれている所為でもなく。


 せめて、もう一度抱きしめたかった──。


 だが、あの赤い髪の男が許すはずも無い。

 ふっと自嘲の笑みを浮かべると、深い蒼い瞳を思い浮かべつつ目を閉じた。


+++


 どれほど経ったのか。

 目を閉じてからそう時間は経っていない様に思えた。廊下に人の気配を感じる。


 カルドが帰ってきたか。


 と、遠慮がちに部屋のドアがノックされる。

「カルドか? 入っていいぞ」

 ゆっくりとドアが押し開かれ、姿を現したのは。

「ソアレ…」

 黒い艷やかな髪が、ベッドサイドの淡い光を受けて輝いて見える。

「ごめん。寝ていただろう? 起こしたなら済まない」

 ふわりとアイテ―ルの香りがした気がした。

「いいや。寝てはいなかった。どうしてここへ?」

「カルドを送ってきたついでに。今日はカルドを送り出してくれてありがとな」

 ソアレは言いながら、フォンセの眠るベッドサイドへ腰かける。重みで僅かにベッドが軋んだ。

「たまの事だ。いつも僕の相手ばかりだからね。せっかくの貴重な楽しみを邪魔したくはない。しかし、それなら余り長くはいられないな」

「ああ。顔を見たら帰ろうと思ってた。だから挨拶だけだ」

「そうか。…なあ、ソアレ。少しだけいいか?」

「なに?」

 良く話しを聞こうと、こちらに屈んで見せたソアレの首筋へ腕を回し引き寄せた。胸元に確かな温もりと重みが加わる。

 久しぶりにその身体を抱いた気がする。いつ以来だろうか。

 やはり、その身体からはアイテ―ルのすがすがしい香りがした。

「逃げないのか?」

「その必要はないだろ? もう、前のフォンセじゃない」

「…そう言われれば、何もできないな」

 口に触れる黒髪がくすぐったい。

「君にキスして、君の全てを手に入れたい──いつも、そう思ってる…」

 フォンセはそっとソアレの髪をすく。

「フォンセ」

「でも、そうした所で君の心までは手に入らない。分かってる。愚かな僕の願望だってね」

 そう言うと、腕を解いてソアレを開放する。しかし、ソアレはそのままフォンセの胸にいた。

「今、俺はヴェントを一番に思ってる。彼の為なら命だって捨てられる。けど、それとは別にフォンセも生きてほしいと思っている。少しでも、幸せを感じて欲しい…」

「君は…」

 フォンセはため息をつき、クシャリとその髪を撫でる。

「僕は充分、幸せだ。ソアレ。君にそこまで思われているなんてね」

 と、フォンセはふとドアの外に目を向け。

「そろそろ帰る時間だ。ドアの外でお待ちかねだよ」

「ヴェント?」

 フォンセは無言で頷く。それを見て、ソアレは身体を起こすと。

「じゃあ、また」

「ああ。また…」

 身体を起こしたソアレは、ふと去りかけた所で、立ち止まってフォンセを振り返った。

「どうした?」

 ソアレは何も言わず、再びフォンセに近づくとその額へキスを落とした。

「…ソアレ?」

「おやすみ。フォンセ」

 ふっと笑ったソアレは今度こそ、その場を離れ、軽やかな足取りで部屋を出ていった。その背を見送った後。

「まったく…。困った子だ」

 そう言って、苦笑を漏らしたフォンセの目の端には、涙が滲んでいた。


+++


「話は終わったのか?」

 部屋を出ると、すぐ横の壁に背を預け、腕を組んだヴェントが立っていた。

「待ってたのか?」

「…俺は奴を信用してねぇ。お前が少しでも声を上げれば、飛び込もうと思ってな」

 俺はクスリと笑うと、

「大丈夫だって。でも、ありがとな。俺がフォンセに挨拶出来るよう、気を使ってくれたんだろ?」

 カルドの見送りにつき合わせたのは、俺がフォンセを気にかけていたからに他ならない。

 ポンとその胸元を軽く握った拳で叩く。

 すると、ヴェントが腕を広げ、包み込むように抱きしめてきた。身体が少し浮く。

「ヴェント?」

「だが、正直、あいつに奪われるんじゃないかと気が気じゃなかった──。俺はお前なしでは生きていけない…。もう、この世の中の誰にもお前を渡さない。…覚えておけ」

「ん」

 俺は胸いっぱいの幸せを感じながら、同じ様にヴェントの背を抱き返した。


+++


 それからも、海辺での生活は続き。

 時には外の世界へも旅をした。今は海沿いの道を、車でひた走っている。久しぶりの遠出だ。

 俺の傍らには、いつもヴェントがいる。


 そして──。


 ふと気配を感じて振り返ると、笑んだ彼がそこに腕を組んで座っていた。

 きちんと髪が風になびいでいるのが凄いと思う。まるで、本当に生きているのと変わらない。

「んだよ、またいんのか?」

 振り返ったままの俺に、ハンドルを握っているヴェントは、正面を向いたまま、そうぼやく。

「いいだろって。俺だって旅を楽しみたいんだってさ」

「ったく。言っとくけどな、俺とソアレの邪魔だけはすんなよ? アステール」

「あ、消えた…」

 ヴェントは舌打ちする。

「あいつ…。こっちが落ち着かねぇんだよ」

「気にしなきゃいいだろ? 別にアステールに見られたってさ」

「俺は嫌なんだよ。てか、たまにあいつが乗り移ってる気がしてな…」

「あ! それ、俺もたまに思う…」

「あぁ?」

「なんか、こう、してる時…。あれ? って…」

 俺がしどろもどろになって答えると。

「マジかよ」

 ヴェントは髪をかき上げる。

 そうなのだ。ヴェントに抱きしめられている筈なのに、ふと、気配にアステールを感じる時がある。

 ヴェントは宙を睨んだまま。

「おい、アステール。聞いてんだろ? 勝手に俺の身体使うんじゃねぇよ。…まあ、たまになら仕方ねぇが…」

「え? いいのか?」

「嬉しそうな顔すんなよ」

「違うって。驚いたんだよ。お前、そういうの嫌だろ?」

 するとヴェントは苦笑して。

「相手があいつじゃな。敵わねぇだろ? それに、この世にいる奴じゃねぇからな。…それごと、お前が好きだって言ったろ?」

 ぽすりと大きな手が頭上に降ってくる。俺は溢れだす感情が収まらず。

「ヴェント。大好きだ…」

 運転席に座るヴェントの側へ身を乗り出し、その頬へキスをした。


 これからも時は流れていく。

 いつ、その生が終わるかは分からない。

 けれど、それまでは──。


「っまえ、運転中にあぶねぇだろ?」

 言葉とは裏腹に頬を赤くするヴェントがいる。

「お前がそんなことで動揺するなんて、思えないな」

「動揺するに決まってんだろ? …好いた相手なんだからな?」

 大きな手が、頭を胸元へ引き寄せる。

「ん」

 その広い胸に身を預けながら、目を閉じた。


 これからも、この傍らに寄り添う男を、生きている限り愛し続けるだろう。


 それでいいんだろ? アステール…。


 ふと、一羽の水鳥が視界を横切った。潮風が頬に心地いい。

 目の前には、深く蒼い海と、高く広い青空が広がっていた。



『俺は何があろうとも、お前と共にいる。愛している。ソアレ──』



ー了ー

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Innocent world マン太 @manta8848

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