第60話補足:ラスター彩

 この物語、実は中央アジアの物語なんです。知ってました?


 調べてみると分かりますが、物語に出てくる都市名はすべて実在する、もしくは実在した名前です。そして、ここに登場する料理も、すべてコーカサス地方の料理になります。


 あ、本題はそっちではなく、このお店の天井画のことについてウンチクを。


 モザイク画はイスラム文化が生んだ最高の芸術の1つと言っても過言ではありません。特にサマルガンドの青のタイルは美しく、私が世界で一番愛しているといっても過言ではない美しさです。これに比べれば、グエル公園ですら霞んで見えると私は考えています。


 そして、注目していただきたいのが、この小説の中で出てきたラスターという部分です。この地方にはラスター彩という世界で一番美しいという人も多い、キラキラ輝く陶器がありました。そして、残念ながら、その陶器の技術は長い間失われ、歴史の闇に飲まれていました。


 そのラスター彩の技術を現在によみがえらせたのが、日本人の陶芸家、加藤卓男です。これは、ものすごい偉業だったのですが、、、これ以降は自分で調べてみると面白いですよ。


 というわけで、みなさまもこのラスター彩、是非見に行ってみてください。

あまりにもの美しさに心を奪われますよ!


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第61話:約束された悲劇

https://kakuyomu.jp/works/16817139557982622008/episodes/16817139558705746012

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