大好きで大好きで仕方ないんだよ

年の差カップルならではの親密さを高めるやりとりを見た気持ちにさせてくれる。

腕に抱きついてたとき、
「先輩は、『ふっ』と微笑み頭をポンポンと軽く叩く」と変化を見せている。
わずかな心の変化があったことがうかがえる。
心のなかでは、嬉しくてエヘヘへと顔を赤らめながら、素敵なアバンチュールを過ごそうかと妄想しながらよだれを垂らしているかもしれない。

「澪、好きだよ」
名前と気持ち、二つセットであるところが良い。
気持ちを伝えるここぞというときに呼ぶからこそ、先輩の耳にも届くというもの。

「先輩は妖艶に、蠱惑的に僕の顔を見ながら、微笑んだ」から邪推すると、先輩は微笑みながら目は本気だったに違いない。
脳内妄想をだだ漏れしないだけの理性を保っているところが、先輩のクールさ所以かもしれない……と勝手に想像する。

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