雪でも雨でもないみぞれは、みぞれでしかない。

みぞれという、「どちらでもない」というある意味で扱いが難しいモノに価値を見い出させてくれる作品です。
登場する二人の言葉の掛け合いも自然で、恋するその瞬間だけを捉えた作品だと感じました。
結末では、近づきそうで近づかない関係性が読者に色々な創造をさせてくれます。