『デジタル社会』
やましん(テンパー)
『デジタル社会』
これは、ギャグです。そこんとこ、よろしくお願いいたします。
デジタル社会の推進は、ついに、衣食住という、生活根幹部分に及んできた。
まず、衣。
デジタル被服が、急激な進展を見せている。
小さな、スマホの10分の1くらいのパッドを購入し、テープでお腹あたりに貼り付ける。
再現可能なデザインは、値段にもよる。
望みの、下着と上着のコンビネーションを決め、コード番号を入力。
スイッチぽん。
すると、あ〰️〰️らふしぎ。
まさに、望み通りのお洋服が出現するのだ。
しかも、これには、冷房や暖房機能が搭載されている。
すでに、様々なバージョンが開発され、世界各地の気候にも、ばっちり、フィットする。
さらに、現在は、宇宙服バージョンも開発されている。
また、空を飛ぶ機能もすでに開発済みだが、法律がまだ、追い付いていない。
空中衝突した場合の対処とか、墜落した場合の責任とか。
しかも、根本的には、裸でありますが、ま、通常ならば、人間の目や、赤外線でも、紫外線でも見抜けないのだが、ある種の電波を使用した解読器だと、中身が見えてしまうことがわかり、よって、この解読機器は、開発も、製造も、購入も、使用も、違法とされた。
でも、ダメだと言われたら、やりたい方はふえるのである。
ある種のチップを買って、自作するキットが闇販売されることになった。
まあ、いたちごっこ、である。
食の分野でも、デジタル食品が一般化しつつある。
やさいも、おにくも、ごはんも、パンも、みな、デジタルになっている。
買うのは、やはり、小さなチップ。
これを、自宅に用意する、デジタル再現器に装着すれば、あ〰️〰️〰️らふしぎ。
目の前に、ほうれん草や、トマトや、ビーフなど、なんでもが現れるのだ。
ただし、これは、自然界の食品と同じ構造を、空気中にて、再構成しているのである。
でも、たべても、問題はなにもない。
十分、栄養も採れる。
複雑な、お料理もちゃんと可能である。
ただ、それより、ラーメンチップとか、カレーチップを買ったほうが、お安いのは、言うまでもない。
もちろん、古風な料亭は、ちゃんと健在であり、伝統的な食材も作られている。
こちらは、高所得者とか、政治家さんでないと、なかなか、利用は難しい。
脳みそが飛び出る位にお高いのだ。
まあ、もちろん、お金を払えば、誰でも食べられる理屈ではある。
しっかし、そうはなっていないから、逆に、きちんと、機能するのである。
もちろん、たまに、メインだけ、本物を使い、昇進パーティーとか、お誕生会とかを開催するなどの工夫もなされるようになった。
一番問題だったのは、デジタル住居である。
これは、やはり、非常に複雑な、住居機能がからむだけに、大変に難しかった。
政府は、業界と協力し、モデル住居を、みっつ、発表した。
標準国民型。
セレブ国民型。
ハイパー国民型。
ほとんどの構成物は、デジタル物質である。
つまり、現場にチップを持ってきて、発動させるだけ。
すべて、大気や、大地などから再現させた、人工物質である。
さすがに、基礎工事や、配管や配線は、まだ、手作業だ。
ただし、ロボット大工さんや、ロボット工事士の進化が急速に進んでいるから、完全デジタル住居も、まもなく、はつばいよていである。
こいつの凄いとこは、スイッチひとつで、おうちが、ぱっと、無くなるところだ。
差し押さえ、建て替え、自由自在である。
進歩は、まさしく、とどまるところを、知らないのである。
※ 作者のデジタルオンチーのため。誤解が多数散見されますが、お許しください。
『デジタル社会』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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