最後の終わり
2042年08月14日
17:00
犯罪者:ノア
■■■空港屋上事件後(平日・夕方)
男の子は誰かに話しはじめた。
「見えてる?最高でしょう?」
彼は少し笑った。
「やっぱり全てが必然だったよ。でもね、たまには思うんだ。これで良かったのかな、リセット出来ないのかなって。」
男の子の視界はぼんやりとしていた。
「届くといいなー。別の世界でもいいから。って、期待はしないけどね。」
男の子は浮いた目で空を仰ぐ。
そこには、彼が打ち上げた『青い惑星』。
彼と同じ、寿命を失っていく。
「ごめんね。ありがと。会えて良かった。」
真夏の空にあった『青い惑星』は、段々と小さくなり、静かに消えた。
「やっぱり君のことが一番好きだ。」
#
「RESEVEN」 Nai @nai_09
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます