昨今、AIの急速な進化が話題です。そんな現代だからこそ、手垢の付いた問いを改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。すなわち、「AIは心を持ち得るのか?」について。まあぶっちゃけ「心」をどう定義するか次第なので明確な結論なんて出るはずもない問いですが、本作はこの問いに対するひとつの答えを提示しています。最終章の主人公の決断には、個人的にとても強い衝撃を受けました。彼の決断を肯定できるかどうか、ぜひご一読の上お確かめください。