ついに最終章……ここまでの物語にどんな決着がつけられるのか、どきどきしながら続きを待ちます。
そして、龍が完成するときが地球の生き物が滅ぶとき、けれど人間の複雑さが唯一龍の思惑に対抗できるもの、というのが面白かったです。これまで、いろんな人たちのいろんな感情が書かれてきましたが、それがここに繋がっていたのか、という気持ちになりました。
作者からの返信
人間の感情は複雑怪奇で、説明しがたいごちゃごちゃの様子を有として、意志の力で挙動を変える受け身の神粒の塊である龍はそんな複雑さとは無縁の無なんですよね。
いかに人間は複雑な意思の生き物なのかを組み込んできたこと、気づいてくださりうれしいです。
ふぁぁぁぁぁ。゚( ゚இωஇ゚)゚。
この兄弟のエピソード…凄く好き…!
二人の思いがわかると何とも切ないと言うか…大好物です!!
すずめさんのコメント「DNA」がナイスです(๑•̀ㅂ•́)و✧
作者からの返信
好きとか嫌いとか、ひとつの枠に収まらないというのが人間というもの。
確執の長かった兄弟だけど、折り合いがついてみれば誰よりもわかりあえる存在ですね。
兄に頼り切りだった弟も、挽回の機会を得るかもしれません。
うおお最終章!
廉次さんのような平凡で善良な人の抱える業に、深い人間味を感じました。単純には割り切れない入り組んだ感情を持つのが、人の心ですよね。
矛盾するもの同士が両立する、(D)大っ嫌い(N)なのに(A)愛してる、それがDNA……
廉次さんが敬一さんの記憶に触れて得た真理こそ、現状を打開するキーになりそうで、続きも楽しみです!!
作者からの返信
DNAの意味合い、最高オブ最高。書籍化の際は帯に飾りたいですね・・・!
どんなに愛してる人でも嫌いだと思う箇所もひとつふたつはあるものだし、逆もまたしかり。でもこの複雑さ、一言で割り切れないのが人間という生き物。
他の意志に左右され行動をする神粒の塊である龍には理解できない世界かもしれません。
廉次さんたち、ここで初めてちゃんと分かり合えたような感じがしますね。敬一さんの中に、お母さんの強い愛があったことが分かって、なんだかほっとしました。
しかし、今廉次さんは個を保ってはいるようですが、果たしてお二人は本当に「同化」してしまったのでしょうか……。
作者からの返信
こうならなければ、言葉でだけでは難しかったかもしれません。でも共有した心はお互いを理解させるのには十分だった形ですね。
お父さんにはずっと敬一氏を兄として甘えていた部分がありましたが、これまでのお返しをすべき時が来たかもしれません。