あなただけに許されている伝説が今、はじまる

王道なラノベファンタジー。
大長編の「第一巻」のような作品。
ストーリーは面白い。
主人公最強で、王道の異世界ファンタジーといったところ。
くどくど説明するのではなく、先に場面を描き、読者に主人公は誰で、どういう話がはじまっていくのかを見せていく書き方がわかりやすくて良い。

カースドラゴンを倒し、「終焉」の三人を前に「今引けば見逃してもいい」「答える義理はない、あるのは剣を抜くのか、抜かないのか、二つに一つだ」と威嚇して退かせる場面は、素直にカッコいい。
剣を交えず、互いの実力を見極めながら、その場を収めるのはワクワクする。
次会った時は剣を交える予告みたいなもの。
そのときは、おそらくどちらかが地にひれ伏している。
命のやり取りをするほど、グランも相手の三人も強いのが伝わってくる。

お姫様をお姫様抱っこするグラン。
剣を突き立て契約するなど、実に絵になる場面である。
本作の良さは、こういったい印象深い場面が用意されているところ。