火刑竜ティマリア
【クラス】ボス
【名称】火刑竜ティマリア
【種族】炎竜
【性別】雌
【出現場所】不定。エッツェル陣営の意思を最優先に動くため、全エリアに出現可能性がある
【強さ】★★★★☆
【武器】
紅蓮のブレス。全てを焼き尽くす炎を吐き出す。彼女のブレスは長年の修練で強化されており、多少水を浴びた程度では逆に水の方が蒸発してしまう。
【特殊能力】
・炎の絶壁
初手で展開する技。ティマリアと相手全員が戦うのに十分なスペースを確保し、一瞬でそのスペース(上空含む)を炎の壁で囲う。この領域内ではティマリアの扱う炎の威力が大幅に上がるだけでなく、気温も徐々に上がっていき、普通の人間ではそこにいるだけで熱中症で命を落とす。かといって領域を出ようとすると普通に炎で焼け死ぬ。
・燃え盛る杭
凄まじい熱を孕んだ杭で攻撃する。領域内であればどこからでも出現させることができ、地中から生やすこともあれば、上空から落としてくることもある。ほかの攻撃に混ぜて撃ち込むこともある。もちろん普通に射出もする。勿論弾数はほぼ無限。
・火炙りの刑
彼女の代名詞たる技。「炎の絶壁」を展開した状態で「燃え盛る杭」を使用し、相手を炎壁に磔にして焼き尽くす。
・炎杭の乙女
火を吹くと、その火が乙女の形を成して相手に抱きつく。抱擁と同時に乙女の全身から「燃え盛る杭」が出現し、相手を滅多刺しにする。
・炎熱斬り
人化状態でのみ使用する。炎を剣のように形成し、相手を斬りつける近接技。高温で金属の鎧をも溶かしうるため、当たると大ダメージになるのは間違いない。
剣以外にも、炎を鞭や槍などのように形成して扱うこともある。
・死の煙
特殊な黒煙を放出する。吸い込むと体内から猛烈な勢いで焼けただれ、対処しなければすぐに命を落とすだろう。
・不屈なる炎
被ダメージ量が危険な域に達すると、自らを特殊な炎で包む。この能力発動中はある程度のダメージが無効化されるうえ、体力も徐々に回復する。
・フレイムブースト
ロケットのように炎を噴射して移動する技。これにより普通に空を飛ぶよりも圧倒的に速く移動できる。
・バーニングハウンド
万が一「炎の絶壁」が攻略された時のための隠し玉。領域外に出た者を追って燃え盛る火球を複数放つ。この火球は対象に着弾するまでどこまでも追尾してくるし、なんなら撃墜しようとする攻撃を自動回避する術式が組み込まれている。
・竜化
体力が半分を切ると、体長30mほどの竜の姿に変化する。全能力が大幅に上昇するうえ、ここにいるだけで炎熱領域が徐々に広がり、気温上昇率も上がってしまう。
【容姿】
人間態は20代半ばくらいの女性。ボブカットの赤毛と水牛に似た角、整ってはいるがキツい顔立ちが特徴。スレンダーな体型で、赤いミニドレスの上に白銀の鎧を纏っている。
【詳細】
苛烈で武人気質な女傑。竜属への帰属意識が非常に強く、竜種であることに圧倒的な誇りを抱いている。「この世界は竜のためにあるべきだ」というエッツェルと似通った思想を持ち、邪魔者は容赦なく焼き尽くす。総じて文字通り炎のような激しい性格。それでいて頭は切れる方だから手に負えない。
竜属至上主義が凄まじいため、当然ながら竜以外の言葉はあんまり聞いてくれない。
大戦期に竜陣営で活躍し、最後まで戦い抜いた女傑。竜陣営の敗北を己の弱さと慢心によるものだと解し、長い間異世界で武者修行を行ってきた。その間もちょくちょくフロンティアの様子見に里帰りをしていたが、最近何気なく帰ってきたらエッツェルが復活していた。流石の彼女もギョッとしたが、即座にエッツェル陣営に合流。彼の下で往時のように猛威を振るっている。
台詞候補:
「我が名は火刑竜ティマリア! 我ら竜の世界のため、この炎で貴様らを浄化する!」
「この力は、この身命は、我が身の全ては竜の為に在る。私は竜たる誇りを体現し、竜たる矜持を以て戦うのみだ」
「私は屈さぬ。竜の時代を築き、竜の世界を作り上げるまでは、決して!」
「我が炎から──逃げられると思うなよッ!!」
メタ情報:
苛烈にも程があるお姉さんドラゴン。もう少し話を聞くことを覚えた方がいい(鋼鉄竜アレアシウス以来2回目)。
異世界を渡り歩き武者修行を続けてきただけあって、やたら強い。
まず概念体みたいな領域展開を使ってくる。そこにいるだけで高温でぶっ倒れるため、彼女とやり合うなら高温対策は不可欠。この領域を出られても火球が追いかけてくるため、対策を怠ればどっちにしろ焼ける。鬼畜。
そして攻撃手段が多彩なのも特徴。燃え盛る杭をベースにした攻撃をしてきたかと思えば、炎を武器のように形成して近接戦闘を行ったり、黒煙で体の内部から焼いてきたり、戦法に慈悲がない。鬼畜。
さらに自己回復技まで搭載している。しぶとい。鬼畜。
にしても、こんなのに襲来された異世界はどれだけの被害を被ってきたのだろうか……。
【動向】
エッツェルの命を受け、メティエールの補佐役として「神竜の剣」争奪戦に向かう。
地下遺跡に侵入して程なくしてメティエールがネガ結界に囚われ、余裕を失った結果、そこに現れた妖魔アルを襲撃。アルが全力を出せていなかったために止めを躊躇っていたところ、乱入したシャインフリートにアルが彼を庇ったことを聞き、一度は彼らを見逃す。
最終局面では再びアルと死闘を演じ、アルに重傷を負わせるが自身も満身創痍に。それでも神器を手にしようとするエヴレナを止めようとするが、メティエール共々ヴェリテとシュライティアに足止めされてしまう。その間にエヴレナが神器を手にしたことで戦況が逆転。厄竜化したメティエールの両親が自我を持って娘を守ろうと動き出したのを目にし、撤退の判断をする。
撤退後、受けた傷はセレニテにより治療された模様。
(以下、ソルト様作)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/16817330652089172986
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