【味方化済】催雨竜シエル

【クラス】ボス

【名称】催雨竜シエル

【種族】水竜

【性別】雌

【出現場所】不定。雨が降っているところに好んで現れる

【強さ】★★★★☆

【武器】

 豪雨のブレス。普通に撃てば高圧の水流で相手を押し流す。空に向かってブレスを撃つことで雨を降らせることも可能。本気を出せば災害級の豪雨をもたらしうる。


【特殊能力】

・空を観る竜

 この竜は天候を操る術、特に雨や雹などを操る術に特化している。

 それゆえか天候の変化には敏感で、世界中の天気を手に取るように把握できる。雨が降っている場所の方が力が出るため、この能力を使って雨が降っているところを探して居座っていることが多い。とはいえ、その気になればブレスでどこにでも雨を降らせられる。


・雨粒の暴虐

 ブレスで降らせた雨粒を操作する能力。雨粒の大きさだけでなく、速度や軌道まで自在に操れる。シエルにかかれば雨粒は弾丸のように襲い掛かってくるだろう。また、場合により霰や雹を降らすこともある。


・酸性雨

 金属の鎧や武器などを溶かし尽くす、強酸性の雨を降らせる。応用として、この酸性の液体を霧にして気づかぬうちに武器や鎧を劣化させることもある。鎧や武器を狙わずとも普通にダメージになる。


・蜃気楼

 水蒸気を操って光の屈折率を調整する。姿を隠したり、自分の姿を別の場所に映して的を外したり、光を一点に集めて目くらましをしたりできる。


・雨氷

「雨粒の暴虐」を、着弾すると凍結する仕様にチューニングしたもの。氷属性ダメージを与えたり、敵の動きを止めたりするのに使う。


・濃霧

 霧を発生させ、相手の視界を狭める。「蜃気楼」の目くらましは一瞬だが、こちらによる視界封じは長時間持続する。


・竜化

 体力が半分を切ると、体長30メートルほどの竜の姿に変化する。こうなると全パラメーターが大幅上昇するだけでなく、そこにいるだけで天候を悪化させられるようになる。


【容姿】

 人間態は20歳くらいの女性。ボサボサの紺の髪は伸び放題で、三白眼と目の下のクマと合わせて陰気そうな雰囲気。よれよれのパーカーワンピースとボーダー柄のニーソ姿。


【性格】

 めんどくさがりで日和見主義。悪い意味で頭の回転が速く、今どの陣営が有利なのか、どの陣営につくと楽に生き残れるかを念頭に置いて考えている。ネガティブであんまり覇気がない。

 争いは好きではないが、争いに巻き込まれた経験がそこそこあるためか、もう争いを避けることすら諦めている。


 大戦期に異世界に渡ったが、その世界でも大乱が起きたので出戻りしてきた竜。ちょっと前までは大震洋の居心地がよかったため、そこで雨雲に乗ってダラダラしていた。しかしその頃にエッツェル陣営にバッタリ遭遇。「あっコレは逆らったら死ぬやつだ」と判断し、即座にエッツェル陣営に合流した模様。


台詞候補:

「竜も、人も、争うのがサガみたいなものだから。止めようとしたって無駄だよ……」

「ジメジメした場所って落ち着くよね……ふふ」

「戦争は嫌いだけど、戦争の方が私を追いかけてくるんだ……今更逃げられるはずなんて、ないよね……」


メタ情報:

 戦争を避けた先で戦争が起こったので出戻りしたらまたしても戦争が起きそうな雰囲気だった、不運のドラゴン。どうしてそうなった……。


 おもに雨を司るタイプの水竜。雨が降っている方が力が出るらしく、とりあえずブレスで雨を降らせて自分が有利なフィールドで戦おうとしてくる。必然的に雨の中での戦いになるため、足場は悪いし装備によっては雨で体温が奪われてしまう。暴風や落雷がないのが救いだろうか……。

 戦闘では雨粒を弾丸のように操ってくる。とにかく物量で攻めてくるうえに、酸性雨で装備破壊を狙ったり、蜃気楼で目眩ましや隠形を使ったり、戦法がねちっこい。

 竜化形態の時は各種能力の効果が上昇するほか、そこにいるだけで天候が悪化する。この悪天候は気象そのものに干渉するもので、人間態では起こせない暴風や落雷を伴う可能性がある。


【動向】

FFXXの一員となった深棲竜ネメシスと邂逅。彼女の「友達」となり、戦わないという条件付きでFFXXに参入する。

(以下、有原ハリアー様作)

https://kakuyomu.jp/works/16817139558351399728/episodes/16817330650086420324

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