【味方化済】響楽竜パルティス

【クラス】ボス

【名称】響楽竜パルティス

【種族】雑種竜(風竜寄り)

【性別】男性

【出現場所】常にフロンティアの上空を旋回飛行しているため、全エリアに出現する可能性がある

【強さ】★★★★☆

【武器】

 音波のブレス。音響兵器のように物を破壊し、人の行動力や判断力を奪い、場合によっては鼓膜まで奪う。最大出力では生き物の命も簡単に奪う。


【特殊能力】

・勇壮なる竜の軍歌

 翼についたスピーカー状の器官から勇壮な軍歌を響かせる。パルティスがいる辺り一帯の竜の全ステータスを上げ、殺る気を高める効果がある。

 なお、この音楽は竜種にしか聞こえないようだ。


・華麗なる竜の登壇

 一言で言うとデコイ能力。登場と同時に先制攻撃を仕掛けたり、特殊な音波を放出したりすることで相手の意識をこちらに向ける。この音波を浴びている間は、強い精神力や耐性がない限りパルティスから意識を逸らすことができない。


・秀逸なる竜の審判

 パルティスに対する攻撃の強さに応じてダメージをカットする。ダメージが多かったり強力な状態異常がついたりするとダメージカット率が上昇し、損害が少なければ反撃が増える。パルティスは素の防御力も高いため、倒すのに相当時間がかかりそうだ。


・美しき竜の大演武

 大規模攻撃技。周囲一帯の気流を操作し、パルティスを中心に相手全員を含んだ球状の空間を展開して逃げ場をなくしたうえで、風の刃や弾丸を乱射し相手を貫く。まともに食らえばひとたまりもないが、予備動作で何か派手なポーズを取ったり口上を叫んだりするため、その間に逃げるという手はある。

 なお、発動中は翼のスピーカー部分から盛大なBGMが鳴り響く(これは竜以外にも聞こえる)。そのうえ何かスポットライトが出たりバラが舞ったりもする。過剰演出が過ぎる。


・竜化

 パルティスの体力が半分を切ると、体長30メートル程度の緑斑模様の翼竜に変化する。全能力が大幅に強化されるほか、各能力の効果範囲が広がり、特に士気向上効果はエリア全体にまで範囲が広がる。


・私を呼んだかいっ!?

 名前を呼べばどこにでも駆けつける。それだけ。超聴力とナルシストっぷりが悪魔合体した結果、どこにいても呼ばれれば数秒で駆けつけられるようになった。


【容姿】

 人間態は20歳前後の男性。艶やかな黒髪に黒曜石の瞳をもつ美男子。オペラの衣装のようなきらびやかな燕尾服を纏う。日頃から上空にいるため、竜の翼だけは人化しても残り続ける。

 竜としての姿は先述した通り、緑を基調とした斑模様の翼竜。翼の上部にはスピーカーのような器官がついている。


【性格】

 絵にかいたようなナルシスト。自分大好き、かつ、自分と同種である竜種大好き。ゆえに普通に思想の合致によりエッツェルに手を貸している。人間のことも嫌いなわけではないが、美しき竜が輝くためなら多少の犠牲は許容範囲だと考えている。昔は雑種ゆえに苦労したこともあったようだが、もう気にせず享楽的に生きている。生きてて楽しそう。

 台詞回しが芝居がかっているうえ、大変よく喋る。やかましい。


 大戦期を経験した竜の一体。複数の竜による、良い子のカクヨムではとても言えないようなアレコレの末に誕生した雑種竜。色々混ざりすぎているためか他の竜に蔑まれることもあったが、エッツェルの軍門にくだってからは存分にその力を振るえるようになり、自己肯定感が爆上がりした。結果、今のナルシストとなる。


台詞候補:

「はーっはっはっは!! 我が名は響楽竜パルティス、美しく麗しき竜! 貴方の蛮勇に敬意を表し、私の全霊をもってお相手しよう!」

「美しき同胞よ! その麗しく勇ましく気高き姿、存分に魅せておくれっ!!」

「さあ! 美しき私が相手だ! よそ見厳禁、疾風怒涛の大舞台! その幕を上げようではないかっ!!」

「ああ……血を流す私も美しい……! それにしてもここまで私を追い詰めてくれるとは、感じ入ったよ! もっと美しい私を魅せて、返礼とするほかないようだねっ!!」


メタ情報:

 ナルシストな雑種竜。

 生きててとても楽しそう。人生もとい竜生を謳歌している感じがする。


 デバフとバフ、デコイ、防御力と揃った陽動役にしてタンク役。他の竜と組ませて登場させると、いい感じに壁として立ちはだかってくれそうである。

 攻略するとしたら、音波のブレスによる行動力・判断力低下への対策は不可欠。結界による防御を行ったり、耐性をつけたりするのが有効だろうか。また他の竜と同時に相手する場合、彼のデコイ能力への対策も必須だろう。でなければ主人公勢がパルティスに集中している間に、他の竜に攻撃を食らってゲームオーバーになる可能性が高い。こいつを先に倒そうにも、防御力が凄まじいため削りきるのは骨が折れるだろう。

 大規模攻撃技「美しき竜の大演武」は、逃げ場をなくしたうえで見事なまでに引き裂く技。予備動作が大きいため、その間に逃げたり倒したりすることはできる……が、その間に倒せなかった場合パルティスは「様式美というものを知らないのか君はっ!」と怒る。


「私を呼んだかいっ!?」はネタ能力……だと思いきや、案外厄介。何せ、他の竜がピンチになった時にものだから。攻撃をパルティスに任せている間に体制を整え戦線復帰する、などという芸当も可能になってしまうのである。おまけに近くにいる竜のパラメーターアップ効果もあるものだから……。

 良くも悪くも立ち塞がる壁である。良くも悪くも(大事なことなので2回)。


【動向】

 三首竜サーベロイ・ドラッヒェの軍団を引き連れ、ゼルシオス・アルヴァリアをはじめとするFFXX本隊と交戦。その後ゼルシオスに誘われ、FFXXの一員となる。

 現在は深棲竜ネメシスの歌の師匠となっている模様。

(以下、有原ハリアー様作)

https://kakuyomu.jp/works/16817139558351399728/episodes/16817330648971459570

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