疫毒竜メティエール

【クラス】ボス

【名称】疫毒竜メティエール

【種族】毒竜

【性別】女性

【出現場所】2-1:シロン平原。あちこちに点在する「お菓子の家」を拠点とする。

【強さ】★★★★☆

【武器】

 猛毒のブレス。その名の通り猛毒を有するブレスで、吸い込まなくても肌に当たるだけで痛みを発する。まともに吸い込むとたちまち全身に毒が回り、死に至るだろう。

 また生物以外にも効力をもち、ブレスが当たった土地は汚染されてしまう。


【特殊能力】

・親の仇

 この竜は人間を特に狙って攻撃する。そのうえ人間相手だと攻撃威力や毒の効果が倍になる。


・ポイズンアーティスト

 あらゆる毒物を生成、放出できる能力。純粋な毒から麻痺毒、依存性のある麻薬、果ては他者を洗脳し操る洗脳毒まで生成できる。

 当然、メティエール自身はあらゆる毒の効果を受けない。


・偽装毒

 毒を他の飲食物や薬品に偽装して具現化できる。この能力で偽装した毒をあちこちにばら撒き、被害を拡大している。

 なんなら彼女が住むお菓子の家そのものも偽装毒でできている。下手に齧ったり取り壊したりするととんでもないことになるぞ!


・ポイズンレイン

 毒物を降らせる能力。シンプルに液状毒を降らせて無差別殺戮をすることもあれば、お菓子の形に偽装した毒を撒き、食べた人間を毒殺したり洗脳したりもする。


・廃人たちの行進

 メティエール製の洗脳毒にかかった人々を呼び寄せ、戦わせたり肉壁にしたりする。この人々は包丁や鉈といったその辺にある武器で武装しているが、そんなに強くはないためその気になれば蹴散らせるはず。


・竜化

 メティエールの体力が半分を切ると、体長30メートル程度の毒々しい紫色の竜に変化する。全能力が大幅に強化されるほか、有毒の牙による噛みつき攻撃をしたり、全身に毒液を纏い相手の武器を溶かしてきたりするようになる。


【容姿】

 人間態は中学生くらいの少女。毒々しい紫の髪をハーフツインにまとめ、白と紫を基調としたエプロンドレスを纏っている。不気味な青紫色の瞳が特徴。あと、凄く顔色が悪い。


【性格】

 毒舌少女。基本的な語彙が悪すぎるため無自覚に煽ったり傷つけたりするタイプ。竜以外の生き物を見下しているうえ、何故か人間を仇敵のごとく嫌っている。

 なお既にエッツェルの軍門に下っており、人間を滅ぼすため動いている。今はエッツェルに心酔しまくっているため、彼に敵対する者の言葉はあんまり聞いてくれない。


 異世界出身で、つい最近フロンティア出身の両親と共にこの地を訪れた。しかしフロンティアに来た当日、居合わせたハンターに両親を殺される。命からがら逃げた先でエッツェルと遭遇し、人間を滅ぼすため動き始めたようだ。

 最近はお菓子の家を拠点に、村々を渡り歩きながら人間を消している。ご遺体は溶解液で処理するため足もつかない。最早完全犯罪を通り越して都市伝説である。


台詞候補:

「人間なんて、みーんな苦しんで溶けて死んじゃえばいいんだよ」

「よしっ、今日もいーっぱい人間を溶解処理しましたっ! エッツェル様、褒めてくださるかなぁ?」

「きゃはは、めっちゃ苦しんでて面白ーい! ま、人間なんてそんな末路がお似合いだよねー。あははっ!」

「……そんな正論吐いたってさ、もうパパもママも帰ってこないんだよ? お前たち人間のせいでさぁ……!!」


メタ情報:

 久々にドラゴンの供給です。完全にエッツェル陣営の娘です。

 逆にドラゴン側が人間を憎んでたら面白いかもな、という純度100%の思い付きにより誕生した悲劇のドラゴン。


 というわけで毒キャラ。毒は効くか効かないかの2択のため、対策さえすればどうということはないが対策を怠ると酷い目に遭う。毒対策は入念に!

 毒を使わない攻撃手段には「廃人たちの行進」があるが、この能力で呼び寄せられた人々は正直あんまり強くない。ただ、彼らはあくまで一般人である。それでも容赦なく倒すか、助ける方向で動くかは各作者様と主人公勢次第。


 彼女自身とはさほど関係ないが、メティエールの両親のご遺体がドラえごんに回収されて厄竜化している可能性もワンチャンありそう。


【動向】

 エッツェル陣営の一員として活動。「神竜の剣」争奪戦の際には自ら名乗りを上げ、厄竜化した両親、ならびに火刑竜ティマリアと共に地下遺跡へ赴く。

 地下遺跡に侵入後、程なくして『和平』のネガ、ジャッジライト・ジャッジメントの結界に囚われ、同じく結界に囚われた真銀竜エヴレナ、狂瀾竜デイジーと口喧嘩に明け暮れる。

 最終局面では浄光竜シャインフリートと交戦。彼に致命毒を与えながら、居合わせた剣士ディアンの攻撃もあって自身も満身創痍に。そんな状況でも神器を手にしようとするエヴレナを襲撃するも、ヴェリテならびにシュライティアに阻まれる。その間にエヴレナが神器を手にしてしまい、彼女に斬られる寸前に両親だった厄竜が自我を取り戻してメティエールを守った。ティマリアの言葉を受け、両親にお別れを言って撤退。

 その後、受けた傷はセレニテにより治療された。

(以下、ソルト様作)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/16817330648927250025

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