【無害化済】魔法少女ニュクス

【クラス】逸脱者

【名称】魔法少女ニュクス

【種族】魔法少女

【性別】女の子

【出現場所】不定。強者を求めてあちこちふらふらしている。

【強さ】★★★☆☆

【武器】黒光杖ダークサクレクール

 ニュクスの身長の半分はあるほど長い、漆黒の杖。先端にはカンテラのような装飾がついており、その中にはハート形の黒水晶が浮いている。この黒水晶は魔法のアイテムでもあり、魔力を込めることで回復魔法を使える。

 どう見ても魔法の杖だが、実は凄まじい硬度と耐久力を持ち合わせており、直接攻撃にも使える。カンテラ部分は普通に照明にもなる。便利。


【特殊能力】

・魔法蛮族

 杖で殴り付けながら魔法を放ってくる独自の戦闘スタイル。正面切って杖で戦いながら至近距離で魔法をぶっ放してきたり、大振りの攻撃に見せかけて周りの敵めがけて魔法をバラ撒いたりと、何気に魔法の使いどころを見極めるのが上手い。

 本人は「魔法よ!」と主張しているが、その戦いぶりはどう見ても蛮族である。


・アームド・ノワール

 闇を凝り固めた魔法の武装。必要に応じて胸元のブローチから闇のエネルギーを溢れさせ、身に纏わせて形成する。ニュクスの意思ひとつで鎧になったり飛行可能な黒い翼になったり足に装着するナイフになったり防寒具になったりする。身に纏うタイプの武装にしかできない(剣や銃にしたりはできない)ほか、基本的に杖で両手が塞がっているため手に装着する武器はあまり作らない。


・ノワールエンチャント

 人や物に闇のエネルギーを纏わせ、様々な効果を付与できる。杖の耐久性や物理攻撃力を上げたり、バフをかけて身体能力や魔法の威力を引き上げたりできる。相手の抵抗力にもよるが、デバフをかけたり弱点を付与したりもできる。


・ノワールバレット

 闇のエネルギーを弾丸状に形成してばら撒く。


・ノワールハリケーン

 闇のエネルギーを刃状に形成し、斬撃のように放つ。


・ノワールリボン

 闇のエネルギーをリボンのように形成して敵を捕縛する。


・ノワールシールド

 闇のエネルギーを結界にして防御を行う。


・ダークネス・バズーカ

 闇のエネルギーを杖の先端に集中させ、バズーカのようにぶっ放つ。一撃で地面にクレーターをつくるほどの威力がある。放つには数秒力をためる必要があるほか、魔力消費が大きいため実質1戦闘にしか1回にしか使えない大技。


【容姿】

 膝裏まで届くほど長い黒髪と真っ白な肌、自信に満ち溢れた橙の瞳を持つ少女。17歳にしては若干背が高めでスレンダーな体型。

 ノースリーブでセパレートタイプの黒い魔法少女ドレスに、ニーソやアームカバーを合わせており、おへそや肩、絶対領域が露出している。胸元にはハート形の黒水晶のブローチがついている。


【性格】

 自称スーパーヒール。勝ち気で積極的な性格で、自分への自信に満ち溢れている。強者を見かけたらとりあえず戦いを挑むメチャクチャな娘だが、話は通じるし常識もちゃんとある。

 地下闘技場で長年命のやり取りをしてきたからか、現代っ子とは思えないほど戦闘に抵抗がない。自らの力を存分に振るえることを無上の喜びとし、心置きなく戦える強者との手合わせが大好き。でも引き際は一応弁えているようだ。


 彼女の世界の「魔法少女」は別に悲劇も使命も背負っておらず、なんか自然現象的に生まれる存在である。そのため魔法少女が腕を競い合うスポーツがあったり、魔法でステージを演出するアイドルユニットがあったりと、存在そのものがわりと人々に受け入れられている模様。

 ニュクスもまた魔法少女として生まれたが、魔力が有り余り過ぎているうえに力加減が苦手だった。そのため何をするにせよ力をセーブする必要があり、欲求不満に苦しんでいた。しかし中学校に入ってすぐ、魔法少女による違法な地下闘技場の存在を知る。この持て余した力をなんでもいいから使いたくて迷わず地下闘技場に飛び込み、その力を振るうように。そこで戦闘の才能が開花し、「漆黒の蛮族」という二つ名を得るほど有名な魔法少女となる。

 リア様に誘われた際も「強い対戦相手がわんさかいる」という理由で即承諾した。今は強い魔獣を倒したり、強いハンターに手合わせを挑んだりと、ハンター生活を謳歌している模様。


台詞候補:

「そこのあなた! 今目が合ったわね! 私と勝負なさい!」

「ふふっ、あなた強いわね。私が見込んだ通り……いや、それ以上の強さだった! 賞賛してあげるわ!」

「悪いけど、私にもスーパーヒールの誇りがあるの。あなたの思い通りになんて、なってやらないんだから!」

「魔力が滾る……本能が疼く……! そう、この感覚っ! 堪んないねぇえ!!」


メタ情報:

 味方としても敵としても使えるユニット。強いキャラにはとりあえず対戦を挑んでくるため、それでコンタクトをとるのが最も自然な流れだと思われる。そのまま倒しちゃうか、味方に加えるかは主人公たち次第。


 戦闘スタイルは一言で言うと蛮族。魔法少女っつってるし杖持ってるのにその杖でぶん殴ってくる。魔法少女とは(哲学)

 とにかくパワープレイを好み、魔法で強化した肉体+殴り杖による物理攻撃を軸に戦う。とにかく攻めて攻めて攻めまくるゴリ押し主義で、相手に反撃の隙を与えないほどの勢いでぶちのめしてくる。蛮族。殴り杖による接近戦の腕も達人の域に達している。

 しかし魔法少女(物理)かと言われればそうでもなく、適宜魔法を使って攻撃したり防御したり捕縛したりする。その魔法も魔力に飽かせた物量戦を好むが、使いどころ自体はちゃんと見極めている模様。

 弱点は「闇属性魔法しか使えないため光属性の敵に弱い」「杖のリーチが長く、懐に入られるとちょっと危うい」の2点。後者は卓越した身体能力による回避またはノワールシールドで補っているが、前者に関しては「じゃあ光より強い闇でゴリ押せばいいじゃん!」と供述している。


 なお、フロンティアで名乗っている「ニュクス」は地下闘技場でのリングネーム。本名は「常盤坂ときわざか 小夜さよ」という。


【動向と顛末】

『U-17セントラル一最大絶命暗黒魔法少女武闘会』にて、魔法少女メルヒェンこと大道寺真由美と交戦、ドローに。その後、『人事の悪魔』エルト・シェイドに騙されていたことが発覚。彼の悪事に加担したということで保護観察処分となる。

 保護観察機関が明けたら元の世界に帰ろうと考えている模様。


(以下、ビト様作)

https://kakuyomu.jp/works/16817139557946491917/episodes/16817330650829486583

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