第20話 エピローグ
両想いで結ばれる恋ばかりじゃない。
叶わない恋。片想い。お互い想いあっても結ばれないことだってある。
『この人以上に好きになれない。』
『この人しか見れない。』
私も振られたばかりの頃はそう思ってた。
『もう一度時間を戻してください。』
神様に何度もお願いした。
でもね。
たとえ、苦しくても、立ちどまってしまっても、
恐れず前を向いてみて。少しだけ顔を上げてみて。
きっと、一緒に笑ったり泣いたり、支えてくれる友達、
側にいてくれる家族が近くにいる。
だから、無理に忘れようなんてしなくていい。
好きな気持ちを押し殺さなくていい。
これからも私は数えきれないくらいたくさんの出会いと別れを繰り返す。
いろんな自分と向き合って、もっと素敵な私に成長していくんだから。
そして、いつか"出会えてよかった"、"愛せてよかった"って『思い出』にできる日が来るはずだから。
私の翔くんを想い続けた一年は、
決して誰かに誇れるような恋ではないし、
まして、純愛でピュアな物語なんかでもない。
感動的なハッピーエンドじゃないかもしれないけど、
私の青春をかけた一生に一度の恋でした。
だから私にとっては最高の時間でした。
幸せとは何かを感じられた日々でした。
心優、菜摘、隼人、心結、優雨、蓮、咲笑、
そして、翔くん。
今幸せですか?
りあは今最高に幸せだよ。
クローバー 平野 莉愛 @rinkac1130
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