実は審神者でした。

 突然だが、皆様は「刀剣乱舞」というゲームを御存じであろうか?


 どうした、川端、気でも狂ったのか? さっさと真面目にエッセイを書きやがれ、と読者の皆様は思ったかもしれないが、まあ、とりあえず聞いてほしい。


「刀剣乱舞」とは歴史改変を目論む歴史修正主義者から正しい歴史を守るためプレイヤー審神者(さにわ)が刀剣男士を率いて、敵を倒していくゲームだ。


 このゲームにドはまりしている知り合いがおり、彼による熱心なプレゼンにより、興味を持った私も、ゲームを始めることになったのだ。私の苦手な難しいコマンド入力が必要なアクションゲームではなかったのも良かった。空いた時間に、気軽に進められるのも良い。


 元々、刀剣には興味があった。それぞれの逸話も面白いものが多く、これなら若い人にもウケているというのも頷ける。

初期刀は坂本龍馬の愛刀、陸奥守吉行にした。

近侍は日替わり制だ。



 先日、私に刀剣乱舞を勧めてくれた知り合いと男二人で、京都へ刀剣乱舞旅行に行ってきた。

前クールまで放送していたアニメ「刀剣乱舞 廻」のスタンプラリーである。

という訳で、今回のエッセイは、そのレポートになる。

 いつもとは毛色が違うが、ご了承いただきたい。


 まず東京から新幹線で京都に降り立つ。

 旅を楽に進めるために京都のバス・地下鉄が乗り放題になる券を買っておくといい。

 スタンプラリーには専用のシートが必要なので、それを売っている場所に向かわねばならない。

最初の目的地は嵐電・四条大宮駅だ。市営バスで向かう。

シートを手に入れ、宗三左文字(織田信長も所有していた打刀。魔王の刻印が刻まれている)のスタンプを押す。パネルの撮影もお忘れなく。

次は本能寺だ。薬研藤四郎(織田信長所有の短刀。切れ味抜群だが、主人の腹は斬らない、と言われる)のスタンプを押す。

本能寺といえば、かの有名な本能寺の変が起きた場所である。明智光秀が織田信長に謀叛を起こしたのだ。

本能寺では丁度「名刀展」が行われており、それも見学した。

薬研藤四郎と実休光忠(本能寺の変で信長が最後に振るった刀)の復元刀が目玉として展示されていた。

イケメンな織田信長が描かれた特別御朱印もあるので、興味ある方は是非。

次は寺町 阿弥陀寺で不動行光(織田信長所有の短刀。家臣の森蘭丸が拝領した)のスタンプを押す。

入山料を支払い、織田信長や森蘭丸の墓へお参りに行く。

知り合いが信長と蘭丸の主従愛に萌えるとのことで、やけに長く祈っていた。

次は、ついにイベントのメイン会場の映画村だ。

インフォメーション前で三日月宗近(天下五剣の一振り、太刀。マイペースな性格)のスタンプを押す。

ここからはコラボフードを食べながら進んでいくのだが、知り合いが夏バテ気味で、がっつりした料理が食べられないとのことで、私に託された。

私は、どちらかというと人よりも食べれる方なので、頑張ることにした。

私は本丸の朝ご飯という焼き鮭定食を頼み、知り合いは水饅頭のようなおやつを頼んだ。これなら食べられそうとのことだ。実際、つるりと食べていた。良かった。

次にパディオス3階の特設ショップにて映画村のキーワードラリーのシートやグッズを買った。私は特別パッケージの生八つ橋をお土産に買った。知り合いは推し(山姥切国広と三日月宗近)のアクリルスタンド等を買っていた。

アニメの再現スポットもあった。限定ボイスを聴きながら、記念写真を楽しんだ。本能寺は血が再現され、刀が刺さっている様、審神者の間では不気味な日本人形もあった。

少し回復した知り合いが、そうめんパスタなら食べられそうとのことで、そのコラボメニューを頂く。私はデザートにかき氷を頼んだ。

キーワードラリーのパネルを探すのは苦労したが、何とか見つけ、ノベルティのシールをゲット。

スタンプラリーの方はというと、映画村奥に山姥切国広(打刀。写しということを気にして、こじらせている)のスタンプがあったので押し、映画村を後にした。

最後に嵐電嵐山駅で、へし切長谷部(織田信長も所有した打刀。黒田官兵衛に下げ渡された)のスタンプを押してコンプリート。

コラボドリンクもあったので、私はへし切長谷部のグレープソーダフロートを飲んだ。

その後は渡月橋を渡ったり、百人一首の博物館である嵯峨嵐山文華館もオススメだ。

これで旅は終わりではない。

京都駅近くのアバンディ京都で、コラボカフェ(アニメイトカフェ グラッテ)と刀剣乱舞万屋本舗もあるのを忘れてはならない。知り合いが散財していた。私はグッズをあまり集めない派なので、散財する様子を見守っていた。


 これにて刀剣乱舞遠征は終幕となった。



【参考】

・「刀剣乱舞 廻」公式サイト

・「刀剣乱舞オンライン」公式サイト

 



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る