第5話 ドッチボール


「今日は体育らんらんらん🎶」


「すごく元気だね。だいきくん。そんなに体育が好きなの?」


「もちろん!今日は2時間もあるから楽しみなんだ!ちはるちゃんは元気なさそうだけどもしかして体育嫌い?」


「うん、あんまり好きじゃない。」


「そうなんだ。でもドッチボールはぼくがしっかり守ってあげるからね!」


「!…あ、ありがとう。」


「うん!あ、じゃあ宿題出してくるね。宿題ちゃんと出さなきゃ体育させないってひどいよねー。」


「ほんとにね。2時間みんなと遊べないのは悲しいね。」


いつもかほちゃんとかこうくんは宿題わすれちゃってるけど今日はしっかりやってきたみたい。いつもより宿題が少なかったからかな?


「おう大ちゃん!今日は一緒にがんばろうな!」


「うん!がんばろ!あ、かほちゃん!今日はがんばろうね!」


「あ、大ちゃん……と、こう!今日は仲間なんだからしっかり役に立ってよね!」


「そんなの言われなくてもやってやるよ!」


この2人の方が元気だなぁ。あ、先生来たかな?


「はーい。みんな席についてー。朝の連絡ですよ〜。」


【はーい!】


「今日は体育が2時間ありますね。怪我をしないそしてさせないように!気をつけて楽しくしましょうね。その後はしっかり授業があるから集中しましょうね。それじゃあこの後すぐに着替えて体育館に集まって下さいね。」


【はーい!】


「それじゃあ朝の連絡は以上!着替えを始めてくださーい。」


体操服はちゃんとある!………あれ!?ズボンがない!間違えて上を2枚持ってきちゃった!?どうしよどうしよ。誰かズボン2枚持ってないかな?


「なあ大ちゃん。シャツ2枚持ってない?ズボン2枚持ってきちゃったんだよ。どうしよ。体育ができない!」


「ほんと!?ぼくはシャツ2枚持ってきちゃったんだ!ぼくもズボン借りてもいい?」


「もちろん!ほんとにたまたまだね。」


「ねー。あ、早く着替えないと。もう体育館に行ってる人いるよ!」


「ほんとだ!急げ急げ!」


こうくんがズボン2枚持っててよかった〜。ほんとに泣いちゃうところだったよ。


********************


「よっしゃあ!ドッチボールだ!勝つぞ〜!」


「きあいはいってるね、こうくん。」


「もちろん!大ちゃんもいっしょにやろうよ!勝つぞ〜!」


「か、勝つぞ〜!」


「何やってるの?」


「かほか。今大ちゃんと勝つぞ〜ってやってるの。お前もやる?」


「別にいい。」


「なんで!?」


「がんばろうね。ちはるちゃん!」


「うん。がんばろうね。」


「はーいみんな集まったかな〜?それじゃあ準備体操をしてからドッチボールを始めますよ〜。」


【はーい!】


「あれ?なんで光くんは大輝くんのシャツを来てるのかな?」


「え、あ、えっと、ズボン2枚持ってきちゃって…。たまたま2枚持ってきちゃった大ちゃんに借りたんです!」


「へぇ、たまたま、持ってきちゃっ『た』ね。もしかして大輝くんはズボンを忘れたのかな?」


「うっ!えっと、ごめんなさい。」


「ふふ、いいわよそのくらい。でも次は忘れたら先生にしっかりと言うこと、わかった?2人とも。」


「「はい。」」


「よろしい。それじゃあ準備体操を始めましょうか!」


うぅ、結局バレて怒られちゃった。


「じゃあ準備体操も終わった事だしドッチボールを始めましょうか!この線より内側にいるようにね。14人ずつに別れてるから3人外野にいきましょうか。」


最初は中にいたいなぁ。あ、3人外に行ってくれた。ありがとう!


「ボールはじゃんけんで決めてね〜。」


「はーい!俺行っていい?」


「いいよ〜。」


「わたしもいいよ〜。」


「ちゃんと勝ってよー?」


「分かってるって。まかせろ!」


相手はひろくんがじゃんけんをするみたい。あれ?ひろくんってじゃんけんとか強かったような………


「「さーいしょーはグー!じゃーんけーん、ポン!」」


こうくんがパーで、ひろくんチョキかー。やっぱりひろくんじゃんけん強いなぁ。


「ごめんじゃんけん負けちゃった。」


「いいってドッチボールで勝とうよ!」


「そうだな!よっしゃかかってこーい!」


「じゃあひろくんチームから!よーいスタート!」


「いけ〜!」


ひろくんがすごいスピードでボールを投げてきた。こうくんねらってたみたいだけどちゃんとキャッチした。ぼくは全然見えなかったのにすごいなぁ。


「そんなのくらわねぇよ!おら!」


あ、みひめちゃんに当たっちゃった。いたそうだなぁ。当てるときはやさしくあてようっと。


「ちょっと、女の子に当てる時くらいやさしく当てなさいよ!」


「ひろに当てようとしたら当たっちゃったんだよ!」


「後でちゃんとあやまってよ?」


「わかったって。」


次はゆうくんが投げてきそう。


「わわ!あぶない、あぶない!」


「大ちゃんちゃんとキャッチしよーよ。」


「思ったよりはやくて、とれなかったんだよ!」


ほんとにあぶなかった〜。あ、ちはるちゃんは?逃げてたから当たってないと思うけど。


「えい!」


ポスッ


「あ、」


「大ちゃん!ボーとしないでよー!」


「ごめーん!」


ちはるちゃん探してたらゆあちゃんの投げたボールに当たっちゃった。外からすぐに当ててもどらないと。


「今度こそ!くらえー!」


「え?…きゃあ!」


ああ!ちはるちゃんの顔にボールが当たっちゃった!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


僕個人の話ですがTwitterのフォロワー100人超えました!やったね。


ドッチボール編は少し長くなりそうなので一旦ここで区切ります。あとは夏休み編とか入れようと思いましたが喋り始めて数ヶ月で毎日レベルで遊びに行くかな?とかちはるちゃんの性格上誘えないだろうなぁと思ったので小学四年生での夏休み編はないです。6年生編では作るかも?


できる限り皆さんを焦れったくさせてやろうと思います。応援よろしくお願いします!

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昔から仲のいいあの子と結ばれるまで 華ノ木 @clownliar

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