人々が言葉を失い、品番的な記号が氾濫した世界。かつて言葉を扱った人は言葉を放ち、その力を見せつける。学術上の記号学とは違い、ひとつひとつに割り振られた記号が言葉の代用となっている。先の人間は言葉を忘れ記号のみを頼る。沢山を連想させる現代の記号とは大違いだ。だが遠くないようにも思え、現代への危機感を得る事にもなった。このように現代が既に危機的であることを感じ取る事が出来るが、しかし、この作品はあくまでカードバトルが主題のようだ。